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衝突前に止まる車と少ない水で火を消せる消防車

[2011年6月号掲載記事]

写真左:EyeSight/写真右:Miracle CAFS Car

 

日本の自動車メーカーがつくった車は、日本だけでなくたくさんの国で使用されています。その技術が高く評価されているからです。

富士重工業株式会社は2010年「EyeSight Ver.2」を売り出しました。これは、衝突事故を防ぐ機能をもつ、画期的な運転支援システムです。前方の車や歩行者などの障害物と衝突する可能性が高いとEyeSightが判断したときに、システムが自動でブレーキをかけて衝突を回避または衝突被害の軽減をします。車に載せられた2つのカメラで前方を撮影し、その映像をコンピューターで判断して、前にある物や人との距離を判断するからです。

また発車のとき、前に物があるのにドライバーがアクセルを踏むと、Eye Sight Ver.2がブレーキをかけます。ですからシフトを入れ間違えた場合や、アクセルペダルをブレーキペダルと踏み間違った場合の事故を防ぐことができます。ドライバーがいねむりしたときに車のふらつきをEyeSight Ver.2が感じとってアラームを鳴らしたりもします。そのほか、前を走る車の速さや方向を判断して、それに合わせてついていく機能もあります。この機能を使うと、渋滞のときドライバーはより楽に、より安全に運転することができます。

「人の安全を守りたいと思って、約20年前からカメラを使った運転システムを開発し続けてきました」と電子商品設計部主査、関口守さんは言います。「このシステムに頼りすぎず、ドライバーの操作が優先されるように設計するのに苦労しました」。

株式会社モリタは消防車メーカーとして日本のトップシェアを占めている会社です。この会社が開発した消防車の1つ、「Miracle CAFS Car」には、CAFSという装置がついています。これは水と、火を消す薬剤を混ぜ合わせたものに、圧力をかけた空気を送り込んで泡立てるシステムです。

水の表面積を広げることができるので、効率よく消火することができます。600リットルの水と約2リットルの消火剤で、6トンの水と同じくらいの効果が出せるのです。それに、早く消せるだけではありません。使う水の量が少ないので、家がたくさんある場所で火事があっても、まわりの家を水びたしにせず消火できるの
です。

「消防車は走るお道具箱のようなものです」と同社一般車設計課係長の川東誉さんは言います。「水ポンプだけでなく、災害現場でのさまざまな状況に対応できるよう、いろいろな道具が載せられています。日本の小さな消防車にCAFSを組み込んで、さらに一般的な消防車がもっている道具も積めるようまとめるのは、とても大変でした」。

「災害現場で命がけで働くのは消防士のみなさんです。私たちがつくっているのはその道具にすぎません。消防士のみなさんの少しの助けになりたいという強い思いで、この新しい消防車を開発しました」と同課係長の神代斉さんも言います。「『火事のとき、あっという間に消火できた』と消防士の方に言われたときは、とてもうれしかったです」。

自動車をつくっている人たちに共通するのは、「人の安全を守りたい」という気持ちであるようです。

富士重工業株式会社
株式会社モリタ

文:砂崎 良


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