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接客する日本の自動販売機

[2011年4月号掲載記事]

前に人が立つと商品を表示する自販機
/ポイントカード機能のついた自販機

 

日本の駅や通りには、自販機(自動販売機)がよく見られます。繁華街には何台も並んでいますし、人通りが少ない道に置いてあることもめずらしくありません。日本の自販機はお金を入れてただ商品を出すだけでなく、いろいろな機能をそなえています。

株式会社JR東日本ウォータービジネスは、2010年8月から、次世代自販機をJR東日本の駅に置いています。この自販機は電子看板(デジタルサイネージ)機能を持っていて、正面の上部にいろいろな画像を映すことができます。例えば、お客が飲み物を買うと「Thank you!」と表示します。また、近くに人がいるかを認識する機能もあるので、通常はおすすめ商品やキャラクターの顔などを表示していますが、前に人が立つと商品を表示します。

この自販機の特徴は、電波で大容量の情報をやりとりしていることです。それにより災害が起きたときには、「飲み物を無料で配りなさい」という指示をサーバーから出すことができます。また、お客の顔など個人情報は記録されませんが、「買った人が男性か女性か、何歳くらいか」を認識することができます。それで買った人のデータを電波で集計し、「30代男性は甘い飲み物を夕方よく買う」などと統計を取ることができます。それらの情報を参考にしながら、自販機の前に立った人が好みそうな飲み物を、おすすめとして表示します。

「お客様に自販機でのお買い物を楽しんでいただきたいという思いから、この自販機を開発しました」と企画部の武藤彩乃さんは言います。「お客様から『おもしろい』『きれい』というご感想をいただきますし、売上も通常の自販機の約2倍です。とても手ごたえを感じています」。

ダイドードリンコ株式会社の自販機には、ポイントカード機能とおしゃべり機能がついているものがあります。ポイントカード機能がついている自販機は、飲み物を買って「発行」ボタンを押すと、ポイントカードが出てきます。次回から飲み物を買うときに、自販機にこのカードを差し込むと、1本につき1ポイントがたまります。そして、一定のポイントがたまったカードを送ると、もれなく景品がもらえます。

おしゃべり機能はポイントカード機能を、お客にわかりやすく説明するために開発されました。今では自販機のカレンダー機能を使って、時間や季節に合わせた挨拶ができるようになっています。例えば、朝には「おはようございます」、年末には「1年間ありがとうございました」と話すのです。さらに京都弁や名古屋弁、英語で話す自販機もあります。

「当社は自販機を一つのお店と考えています。おしゃべり機能を加えた自販機はさらに進化したバージョン、『お客様を案内するセールスマン』です」と営業企画部の北川亮一郎さんは言います。「これからも多くの方に自販機とのコミュニケーションを楽しんでいただきたいと思います」。

日本の自販機は商品を売るだけの箱ではなく、お客を楽しませる「箱型ロボット」であるようです。

株式会社JR東日本ウォータービジネス
ダイドードリンコ株式会社

文:砂崎 良


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