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人力車の新たな道を提案する

[2010年12月号掲載記事]

株式会社くるま屋

人力車は、1870年に東京・日本橋で誕生しました。人を運ぶ交通手段として広まりましたが、昭和に入り電車や自動車が一般的になると、やがて姿を消しました。現在は、名所や旧跡を案内する観光用として浅草や箱根、鎌倉などで見られます。そして3年前、新しいタイプの人力車の会社、株式会社くるま屋が開業しました。

くるま屋は、浅草を中心に走る観光案内サービスに加え、人力車の製造や販売、修理も手がけているのが特徴です。「テーマは多種多様な人力車の開発とサービスの提供です」と、設立者の松岡文武さんは話します。「お客様に商品やサービスを提供することでニーズが生まれるはず」。要望や時代に合わせた人力車を作ることが役割と考えています。

松岡さんは、今では全国に4人しかいない人力車職人の一人です。くるま屋では、松岡さんが中心になってさまざまな種類の人力車を作っています。「これまで、観光協会や、江戸時代を紹介するテーマパークのほか、ご自分の健康づくりもかねて家に閉じこもりがちなお年寄りを楽しませたいと、ある老人会の会長さんからも注文をいただきました」。

若い頃の趣味だった骨董品収集がきっかけで人力車に魅せられた松岡さんは、人力車を「走る骨董品」と表現します。「130年以上前に作られましたが、その完成度はかなり高かったと思います。細かい改良は加えますが、デザインを大きく変えると乗り心地が悪くなったり操作しにくくなったりしますから、当時の原型は大切にしています」と説明します。

浅草や日本橋などを中心にまわる観光案内では、神社や寺、歴史的な建物をめぐるコースや、来年の完成を目指し建設中の高層タワー、東京スカイツリー周辺の街を眺めるコースも好評です。また、婚礼用には、結婚式を行う神社と披露宴を行うホテルを往復するサービスもあり、全国各地への出張にも応じます。

自らを「人力車マイスター」と呼び、車夫として職人として会社を経営する松岡さん。祭りなどのイベントで乗車体験や車夫体験をしてもらうなど、積極的にアピールし、より多くの人たちに人力車の魅力を知ってもらえるように働きかけています。こうした試みが注目を集め、最近はビジネスをテーマにした展示会にも招かれるほどです。

「小さくても、世界に知られる会社にしたい」という夢がかない、韓国やオーストラリアなど海外からの問い合わせも増え、最近ではインターネットを通じて中国の個人客から注文が入り輸出したばかり。事業を大きくしたり、営業所を増やしたりするよりも、「質の高い人力車を作り、よりよいサービスを心がけたい」と考えています。

株式会社くるま屋


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