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「大油田」東京から生み出されるリサイクル製品

[2010年11月号掲載記事]

株式会社ユーズ

「TOKYO油田2017」というプロジェクトが進められています。東京都内にある飲食店や家庭から出る使い終わった食用油を回収し、リサイクルする事業です。捨てられる食用油を資源として再利用することを考えたのは、株式会社ユーズの代表取締役、染谷ゆみさんです。

染谷さんの実家は、1949年から続く食用油のリサイクル工場です。高校卒業後、アジアを旅していた染谷さんは、ネパールで土砂災害にあい、逃げ遅れれば命を落とすかもしれない体験をしました。現地の人から「山の木を切り過ぎたせいだ」と聞かされ、環境問題に関心を持ちました。そして、実家の仕事がまさに環境問題に関係していると気づいたのです。

帰国して実家のリサイクル工場に入社した染谷さんは、それまでは回収業者の持ちこみだった使用済み食用油を、自分たちでも回収するようにしました。さらに、1993年には世界で初めて、使用済み食用油から作るVDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)の開発に成功しました。

事業をより充実させるため、染谷さんは1997年、ユーズを設立しました。使用済み食用油の回収と、それを材料にしたVDFや石けん、キャンドルなどのリサイクル製品の販売を行っています。

「家庭から回収に出した油がリサイクルされて石けんになって再び家庭に戻ってくるのは、リサイクルに参加している人たちにもわかりやすいと評判です。VDFも軽油の代わりに使えるので、回収トラックはもちろんですが、エコツアーのバスなどにも使われています」と、広報の笠原隆広さんは話します。

そして同社が進めているのが「TOKYO油田2017」です。2017年までに東京中の使用済み食用油をすべて回収、リサイクルする計画です。「日本でごみに出される食用油は毎年40万トン。半分は飲食店から出されリサイクルされますが、残り半分は家庭からのもので、多くは燃えるごみとして捨てられています」と、笠原さんは説明します。

回収ステーションは現在120軒あります。都内だけではなく、周辺の県でも増えてきました。登録した商店や個人宅に近所の人たちが持ちよった使用済み食用油を、回収トラックが集めて回ります。「近くに回収ステーションがほしいという声が多く、協力してくださるお店や個人の方を募集中です」と、笠原さんは言います。さらに、国内外で「油田」のパートナーシップ化を進め、システムや技術を提供することを今後の目標にしています。

株式会社ユーズ


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