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[2014年3月号掲載記事]
201403-1
2013年12月に「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。和食が今まで以上に世界中から注目されるようになると予想されています。12月8日には「和食ワールドチャレンジ2013」の決勝審査会が行われました。これは外国人シェフによる初めての日本料理コンペティションです。世界21の国や地域から、100を超えるメニューの応募がありました。
決勝審査会は予選を勝ち抜いた10名が日本料理の技を競い合いました。料理の和食らしさ、テーマ、おいしさ、独創性、調理技術、衛生管理技術など広い範囲にわたって採点されます。審査員は「どの料理も素晴らしい。シェフの母国でも好まれるような工夫をしながらも、出汁を取る、美しく盛りつけるなど、和食の基本を大事にしている」と高く評価しました。
中国人の毛毓明さんは「日本料理を作るときは、盛りつけを丁寧にすることを心がけています。一つの料理を絵画に見立て、四季を感じるようにするのです」と話します。毛さんは鮭ジャガイモまんじゅうを作りました。
「お茶漬け巻物」を作ったアメリカ人のジェフ・ラムジーさんは「日本食の魅力はうまみを使って食欲を満足させ、油と塩が控えめなことです。日本の食文化と歴史は奥深く、追求しがいがあります」と話します。
優勝したのは、シンガポールで寿司割烹を経営するリー・ウォック・ウィンさんの料理「栗南京雪中蒸し」です。「カボチャを主役としたことで日本料理のやさしさを表現している」と審査員達から高い評価を受けました。リーさんは中国出身で、和食一筋40年です。「うれしさでいっぱいです。日本料理は私の人生そのもの。ですから受賞は私の人生へのごほうびのように感じています」と話しました。
日本ではフランス料理をはじめ、多くの国のおいしい料理を食べることができます。これは、日本人シェフがそれぞれの国で本場の料理を基礎から勉強し、日本に広めたことが大きな理由です。決勝審査会に選抜された優秀なシェフ達が「和食の伝道師」として活躍することが期待されています。
和食ワールドチャレンジ

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