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[2014年1月号掲載記事]
201401-7
アリアドナ・ロヴィーラ・テナスさん
「私にとって語学の習得は全然難しくないです。数学や計算だと、とても難しいと感じますが」と、アリアドナ・ロヴィーラ・テナスさんは笑います。アリアドナさんはスペイン人です。スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、フランス語、英語、イタリア語を話します。大学では通訳と翻訳、そして日本語を勉強しました。「2年前に日本語能力試験4級に合格しました。今度は3級に挑戦したいですね」。
アリアドナさんは10代の頃、「クレヨンしんちゃん」など日本のまんがが好きで、日本に興味を持ちました。そして19歳のとき、1ヵ月間日本にホームステイしました。日本がもっと好きになったので大学で日本語の勉強を始め、2013年10月、またホームステイのために来日しました。どちらも株式会社ネクステージ・ホームステイ イン ジャパンを利用しました。
「今のところ半年間滞在する予定ですが、できるだけ長く日本にいたいので、スペイン料理のレストランでアルバイトを始めました」とアリアドナさん。来日前、半年間の費用として1万4千ユーロを用意しました。「内訳は祖母がくれた7,000ユーロ、父がくれた3,000ユーロ、私の貯金の4,000ユーロです。母がレストランを経営しているので私はそこで働いて貯めました」。
おばあさんは最初、アリアドナさんの2度目の日本行きに賛成しませんでした。「アリアドナが帰ってくる頃、私はもう生きていないかもしれない」と言いました。「でも私は、日本へ行きたいと心から思っていました。そう話すとおばあさんは、長年貯めてきたお金をくれました」。アリアドナさんは来日後すぐ、スカイプでおばあさんに連絡しました。「初めてスカイプを使って私の顔を見たおばあさんは驚いていました。でもとてもうれしそうでした」。
今は平沢さんという、お父さんとお母さん、娘さんの3人家族の家にホームステイしています。日本語学校へは自転車で15分ほどです。朝8時に起きて、9時から1時まで授業を受けて、午後5時から11時までアルバイトをします。今の時給は800円ですが、仕事に慣れてくれば昇給もあります。
ホストマザーのツヤ子さんとはよく一緒に料理を作ります。「肉じゃが、お好み焼き、しゃぶしゃぶなど日本の料理はたいてい好きです。ねばねばしたおくらも平気です。でもこんにゃくの食感と、まるで靴下の裏のような納豆のにおいは苦手ですね。この間スペイン料理を作ったら、みんなとても喜んでくれました」。
ホストシスターの亜実さんとは、いろいろなところへよく遊びに行きます。富士山の近くで開かれた音楽イベントや、東京スカイツリーに行きました。「何かわからないことがあるとすぐ、お母さんや亜実に質問します。先日、やや大きい地震があり、揺れているときは机の下に隠れることを教わりました。また、いざというときは避難所になる学校にも案内してもらいました」。
アリアドナさんは会話の中で、新しい単語を聞くとすぐ単語カードにメモします。「最近、お母さんに聞いて元カレという言葉を追加しました」と笑いました。「そのカードを見て覚えた単語を使ってとにかく会話します。すると頭をフルに使うので、記憶に残るんです。いつでもホストファミリーと話ができる今の生活は、とても勉強になりますね」。
株式会社ネクステージ/ホームステイ イン ジャパン
文:砂崎良

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