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[2013年7月号掲載記事]

201307-7-1
© 青山剛昌/小学館
79巻表紙。青山剛昌著。小学館発行。

 

名探偵コナン

「名探偵コナン」は、1994年から「週刊少年サンデー」で連載が始まり今も続いている推理まんがです。謎の組織によって体を小さくされた高校生探偵の工藤新一が、江戸川コナンと名乗り、難解な事件を解き続ける姿が描かれます。コミックスは現在までに79巻まで発売されています。1996年に開始したテレビアニメは現在も放映中で、アニメ映画化、テレビドラマ化もされています。子どもから大人まで支持される人気の高い作品です。

ある日、新一は幼なじみの毛利蘭と遊園地に遊びに行きました。そこで新一は、謎の組織(黒ずくめの組織)の取引現場を目撃しました。その姿を組織の仲間に気づかれてしまい、毒薬を飲まされてしまいます。新一は、気がつくと毒の影響で子どもの姿になっていました。新一は、このことが知れわたれば周りの人たちに危害がおよぶと考え、正体を隠すため江戸川コナンと名乗ります。

コナンは組織の情報をつかむため、父親である毛利小五郎が探偵をしている蘭の家に居候します。コナンの正体を知っている、発明家である阿笠博士の協力の下、蝶ネクタイ型変声機、腕時計型麻酔銃など阿笠が発明した道具を使い、小五郎の代わりに次々と起こる事件を解決しながら、謎に包まれた黒ずくめの組織に迫っていきます。

コナンの正体を知っているのは阿笠の他に、新一の両親、大阪の高校生探偵である服部平次、組織の元メンバーで、新一と同様に毒薬を飲み幼児化した灰原哀などがいます。灰原は、コナンと同じく帝丹小学校1年生のクラスに編入し、阿笠の家に居候しながら解毒剤の研究をしています。ただ一人、コナンと同じ境遇にある人物でもあります。

コナンは同級生であるムードメーカーの吉田歩美、大人顔負けの理論派である円谷光彦、切り込み隊長的な力自慢の小嶋元太、そして、灰原の5人で少年探偵団を結成し、事件を解決することもあります。また、黒ずくめの組織を追うアメリカの警察組織FBIや諜報機関のCIA、コナンの宿敵である怪盗キッドなど個性的なキャラクターが面白さを引き立たせています。

コナンを取り巻く人々や警視庁の刑事らの恋愛を題材にしたエピソードも多くあります。その中でも、高木渉刑事と佐藤美和子刑事の恋模様は何度も題材にされています。高木刑事は、職場で人気の佐藤刑事と恋愛進行中なのですが、いつも佐藤刑事を好きな男性の同僚達からじゃまをされてばかりです。作者自身もこの作品を「殺人ラブコメまんが」と称しています。

1997年から毎年上映される劇場版名探偵コナンシリーズも人気が高く、毎回大ヒットの興行収入成績を収めています。4月には17作目「絶海の探偵」が公開されました。今後、コナンが組織の正体を暴けるのか、また本来の姿である新一に戻れるのか、そして蘭との恋愛がどうなるのかも注目です。

文:山科沙織

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