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[2012年7月号掲載記事]

201207-5

日本の伝統的な部屋は、床が簡素で美しい雰囲気のある畳でできています。畳は三つの部分からできています。畳表と呼ばれる表面、畳床と呼ばれる内部、そして畳縁。表面は2000年ほど前から日本で使用されてきたイグサから作られています。

畳床は5.5センチほどの厚さで、わらでできています。畳縁の生地は畳床と畳表を縫い付けて止めます。畳縁の生地は目的により、綿、リンネル、絹が使われます。繊維は、畳の美しさを引き立てる伝統的な日本の洋式で飾られます。

畳のサイズは定形で長さ174センチ、幅87センチ(東日本)。正方形の計測にも使われます。畳一枚の長さは、幅の倍と決まっています。部屋の大きさは坪(3.3平方メートル)で表します。一坪は畳2枚の大きさです。

畳は最初、位の高い人のためのクッションとして使われました。その後、茶室の床として定着し、広く庶民の部屋にも使われるようになりました。畳の上では靴をはいてはいけません。また、縁はふまないようにします。茶道では茶碗を畳の縁からどの位置に置くかが決められています。

畳の使用は減っています。モダンなマンションや一戸建ての家には、畳の部屋は一つだけ、さもなければ、まったくありません。畳は主に地方の小さな畳屋で作られていますが、今、畳の新しい使い道を模索しています。畳で作った、携帯やiPadのカバーや時計、花瓶敷などの製品が最近登場し、外国人ばかりでなく日本人にもますます人気となっています。

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文:ゾェルゲル・ニコラ

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