■日本国内旅行情報
観光地案内―日本国内旅行情報
空港だけじゃない、観光客に人気の成田
千葉県成田市といえば、すぐ思いつくのは成田国際空港。しかし、空港だけでなく、成田は外国人観光客に人気のスポットとなりつつある。2007年に成田を訪れた観光客は約1,300万人で、多くの旅行者が日本を発つ前に空港周辺のホテルなどに宿泊する。
JR成田駅からほど近い成田山新勝寺は観光の目玉で、空港からは「レトロバス」が発着している。不動明王が祀られ、毎年お正月の3日間だけで約300万人が参詣する。寺院としては全国一の訪問者数だ。
境内には他に、江戸時代に建立された彫刻がまばゆい三重塔、釈迦堂、仁王門(すべて重要文化財)などがある。また、大本堂後方には成田山公園があり、春には桜が咲きほこる。他にも平和大塔や聖徳太子堂など見所が多い。
新勝寺の表参道はJR成田駅前から始まり、寺の総門まで続く。そこには、そば屋、土産物屋、和菓子屋、呉服店、バー、酒店など様々な店が並んでいる。いくつかの店に立ち寄りながら20~30分ほどぶらぶら歩いていると新勝寺の総門へたどり着くだろう。
表参道を歩いているとすぐ目に付くのは、外国人旅行者に人気のラーメン屋「ラーメンばやし」。「Noodle Shop」と外壁に書いてあるのでわかりやすい。英語のメニューもあり、ピリッと辛い「四川めん」は野菜がたっぷり。他にも餃子やチャーハンなどがある。
日本酒好きの読者には「滝沢本店」がおすすめ。130年の伝統を持つ蔵で、毎年11月から醸造が始まる。新酒が発売されるのは12月中旬なのでその頃から2月末頃は醸造工程の見学ができる。
成田駅からバスに20分ほど乗った静かな郊外に、「房総のむら」という千葉の伝統的な生活様式や技術を体験できる博物館がある。農家や農村歌舞伎舞台などを見学したり、武士の甲冑を試着したり、そば打ちや細工作りをするなど楽しい体験ができる。
その他にも、琥珀玉作り、張り子の絵付け、千代紙ろうそく作り、浮世絵摺りの技術を学ぶなど指導員の実演を見ながら体験できる。広い敷地には、茶屋があり、ベンチが所々に配置されている。そこで、ゆったりとお茶や和菓子などが食べられる。
JR成田駅から電車で2駅東京よりの佐倉駅からバスで15分ほどのところに、国立歴史民俗博物館がある。日本並びに日本人の成り立ちを学べる。歴史学、考古学、民俗学における調査研究として、また子どもたちから大学生、研究者養成の教育・研究機関としても、その役割は大きい。
博物館は5つの展示室がテーマごとに分けられている。旧石器時代の原始・古代の世界から、平安・鎌倉時代の王朝文化、武士の暮らし、江戸時代の庶民文化、村人の生活、都市が形成される過程、19世紀後半の文明開化、産業・開拓の近代までが展示されている。
成田国際空港に向かう空港第2ビル駅からバスで15分のところに航空科学博物館がある。日本の飛行機の歴史や大型機のエンジンのしくみ、パイロットの体験用シミュレーターでの飛行体験、旅客機の音の体験もできる。
東京からのアクセス
1)東京駅からJR総武線「快速成田エアポート」で成田駅。約75分。「成田エクスプレス」だと60分。
2)上野駅からJR常磐・成田線快速我孫子経由で成田駅。約80分。
3)京成上野駅から京成本線の各種快速で京成成田駅。60 ~85分。
成田空港からのアクセス
レトロバスは成田空港第1、第2ターミナルビルから90分間隔で出ている。新勝寺およびJR成田駅まで約40分。一日フリー乗車券500円。
(2009年4月号掲載記事)





