日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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10ヶ国語対応のネットショッピングモールが好評

株式会社Youbuy

入手しにくい母国の食品や日用品、日本の面白いもの、おみやげに最適なものを見つけることができるサイトがある。しかも、日本語、英語、ドイツ語、ロシア語、中国語、イタリア語、韓国語、スペイン語、トルコ語、ポルトガル語の10ヶ国語で表記されている。2007年9月に誕生した、この日本初の多言語オンラインショッピングモール「Youbuy」が、今、注目されている。

このサイトの創設者はトルコ人のアイディン・ヤヒヤさん。留学をきっかけに来日したときから買い物に困っていた。どこで何を買えばいいのか、またトルコの食品を買うにも場所は限られる。まわりの外国人も同じような悩みを抱えていることを知った。そこでヤヒヤさんは、留学生の頃からの友達、オズジャン・メテハンさんと一緒に事業を始めることにした。

最初はトルコ人のために作った3ヶ国語のショッピングサイトだったが、しばらくするうちにトルコ人だけでなく、日本人や他の国の人も多く利用していることがわかり、10ヶ国語にして新たにスタートすることにした。法人・個人問わず日本に住んでいる日本人、外国人がショップオーナーだ。現在165店、商品数約35万点が販売されている。

日本でオンラインショッピングといえば、楽天やヤフーがよく知られているが、Youbuyの強みは何といっても多言語であるという点だ。ショップによるが海外への発送も可能である。「世界がマーケットですから、可能性が広がります」とヤヒヤさん。ガーナ、ベトナム、チリなど、予想外の国から注文がきて驚くことがあるという。

有名ブランドのバッグや時計、トルコのカーペット、源氏物語カレンダーなどがよく売れ、また、刀作りと同様の手法で作られた日本の包丁が、意外と世界中の外国人に売れているという。実際に海外へ売りたいと思っている人も、リスクやメリットがわからず不安だという人もいるだろう。Youbuyでは専門的な知識がなくても出店できるシステムをとっている。

しかし、もっとサイトを充実させたいとヤヒヤさんは話す。「近々Youbuyと連動したコミュニティサイトを立ち上げ、みんながコミュニケーションを深めることができるようにしたいです」。その背景には、国際色豊かな社員の存在がある。

Youbuyにはトルコ人だけでなくバングラディッシュ、メキシコ、イギリス、ドイツ系トルコ人、ロシア系トルコ人の社員がいる。皆のコミュニケーションを深めるため、毎日18時から30分間、スナックを食べながらおしゃべりする時間を設けている。いずれは韓国や中国の社員も入れたいと考えている。

外国人と共に働くということは日本人にとってどうなのだろうか。「意思疎通ができるのでそんなに違和感がないですね」と取締役CEOの松山和久さんは話す。「文化や習慣の違いはむしろ楽しいですし、斬新なアイディアにはいつも感心させられます。でも、トルコの人は宗教上お酒が飲めないので、一緒に飲みに行けないのが残念です」と笑う。

「外国人が日本で事業をやっていくのは、おそらくすべての点において日本人の倍は大変でしょう。私が来日した14年前に比べて事情はずっとよくなってきていますが、それでもまだ偏見はあります。それを変えるために自分はここにいると思っていますし、偏見を上回る日本と日本人への愛が私にはあります」とヤヒヤさんは微笑む。

文化が違う日本で、意欲的に事業を展開するヤヒヤさん。そのバイタリティとユニークな発想は、インターネット業界の新たな寵児となる可能性を秘めている。Hiragana Timesはその発想に共鳴し、また、将来性に期待してYoubuyとタイアップしている。そして、読者が世界のさまざまな商品が買える、さらにわくわくするサイトになって欲しいと願っている。

株式会社Youbuy
www.youbuy.jp

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写真左:CEO 松山和久さん
写真右:代表取締役 アイディン ヤヒサさん

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