| 日本をもっと知る - 外国人の目/異文化 | |
| ジャパニーズ・イングリッシュを楽しもう 「ジャパニーズ・イングリッシュ」はひとつの現象で、かばんから包装、広告、ビル名、日本のポップス、特に洋服まで、日本人の生活すべての分野へ広がっています。 私は、初めて見たジャパニーズ・イングリッシュの典型的な例を、少し困惑しながら思い出します。これは特殊なケースですが、12歳の女の子が着ているTシャツでした。子ねこに対する彼女の愛を伝えるつもりでしたが、「ねこ」の部分を入れ忘れたのです。 ある時、私はひどく下品なものを見ました。原宿の風変わりなカフェにいたその人のところへ行かざるを得ませんでした。そして、彼のジャケットに書かれていることがどんなにぞっとすることか、自分の母親へ性的なことをする行為だということがわかっているのか、その男性に聞いたことがあります。 「キンキキッズ」はJポップデュオですが、音楽は別にして、私は笑ってしまいます。二人とももちろん子供ではない、立派な男性です。日本語で「キンキ(近畿)」は彼らの出身である日本の関西地区を意味しますが、英語に直すとかなり不幸な名前になります。(kinky = 変態の) 粉末の生クリーム、「Creap」のブランド名にも笑ってしまいます。おそらく、英語を使ってブランド名を決めるとき、日本の会社はまずそのさまざまな意味、あるいは、それに近い意味を調べるだろうと、私がばかげた考えを持ってしまったからでしょう。 自分たちの商品をもっと信用してもらうために、広告担当者はなぜ英語を正確に使おうとしないのかと、私は友達に聞きました。彼は、それは、正しい意味である必要のないジャパニーズ・イングリッシュの文化が存在するからだと言いました。それは日本語の間に一つか二つの適当な英単語を入れてわかりやすく表現する日本の文化として受け入れられているというのです。日本人のほとんどがその間違いに気が付いていません。それどころか、少しも気にしていないため、これからもメディアでどんどん使われるでしょう。 その反対に、誤った漢字が書かれたTシャツや洋服を着ている外国人に同じような軽蔑のまなざしが向けられていることを私は見てきました。私の来日一年目に、外国人の友達の一人が渋谷を歩いていると、嘆かわしい視線をあちらこちらから浴びることになりました。とうとう親切な男性が勇気を出して彼のところへやってきて、彼が着ているすばらしい漢字のTシャツに書かれている意味を知っているか尋ねました。彼には何の知識もありませんでしたが、「僕は犬と寝て、とってもよかった」と書かれていたと知り、彼の心は少し混乱しました。彼がそのTシャツを着ることは二度とありませんでした。 また、外国人をターゲットに面白い漢字のTシャツを売っている新宿の男についての都市伝説を聞きました。彼は、「私は日本に来ましたが、妻が私に買ってくれたものは、このひどいTシャツだけだ」とTシャツに書いてあると言っていましたが、実際には「デブのアメリカ人観光客」と書かれていました。みんなにとっては(たぶん犬と寝るのがいやな、かわいそうな私の友達を除いて)、知らぬが仏だと私は思います。 外来語やお国言葉はこれからも増加するでしょう。アメリカでは、アフリカン・アメリカン・イングリッシュを独自の言語として分類し、エボニックスと名付けています。ジャパニーズ・イングリッシュも時々違う分類に見えますが、時々は可愛くて、面白いと思います。そして私たちには、時に笑いも必要です。 文:アントニア・マクロークリン |
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