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| 想像力豊か ―― スタイリッシュなバルーン・アート バルーン・アーティスト 写真の白いドレス、皆さんは何でできていると思われますか。絹でもサテンでもない。バルーン(ゴム風船)なのだ! 一見、それとは思えないほど、かっこ良くスタイリッシュなドレスに見える。掲載している写真はすべてバルーン。そう、これらはバルーン・アートと呼ばれるものだ。 細長いバルーンを、ひねるなど手を加えることで作品にするバルーン・アート。国内のみならず、世界大会で優勝、様々な受賞経験を持つのは、日本人バルーン・アーティストのデイジーさん(ステージネーム)。イベントでの作品展示やコンテストで、また、商業用イメージキャラクターとして数々の作品を発表している。 最初に就職した花屋では、花とバルーンを組み合わせ、パーティや式典などに使用する装飾バルーンの制作を担当していた。しかし、装飾バルーンでは、バルーンを膨らませるだけ。「正直、装飾としてのバルーンには興味が持てませんでした。もっとクリエイティブな花の装飾をやりたいと思い、その店を辞めたのです」と言う。 デイジーさんにとってその後は意外な展開となる。病気で入院したお祖母さんのお見舞いに、何か自分で作ったものを贈ろうと思った。バルーンを少しひねり、作品にして病室へ持っていくと、お祖母さんはとても喜んでくれた。「あんなに喜んでくれるなんて思いませんでした。それでバルーンをもっと勉強してみようと思いました」とデイジーさんは話す。 ひねりをさらに加え、複雑なものを作り上げることがバルーン・アートには必要だ。先人の少ない世界でデイジーさんは独学で少しずつ勉強し、練習を重ねた。次第にバルーンの世界は広がった。だが当初、一人では営業のやり方もわからず、20代の若いバルーン・アーティストに、大きな仕事をくれる人も少ない。仕事がなく落胆する日々を送った。 しかし、地道に練習を続け、コンテストやイベントでの出品も増えた。そして、ひねりの技術が高まっていった頃、大きな大会での優勝や準優勝という大きな賞を得たのだ。すると、仕事も少しずつ増えていった。「想像力を豊かにすることが大事ですね。いつも、流行している物やファッションは必ずチェックしています」とデイジーさんは話す。 彼女のセンスある作品がフォトグラファーやヘアメイク・アーティストなどが所属するクリエイティブ・プロダクションの目に留まり、現在はその会社に所属している。今後は、バルーン・アーティストとして、作品を広告に出したり、異分野アーティストとコラボレーションするなど、仕事の幅を広げていく予定だ。 「現代」をかたどったデイジーさんの作品は、多くの人の目に留まりやすい。でもバルーンは時間が経つと空気が抜け萎んでしまうので、美しく見られる状態としては1日だ。バルーン・アーティストには潔さがいる。発想、作り上げる技術は共にレベルが高い。デイジー・バルーン作品のこれからに、もっと期待できることだろう。 エイフォーツ |
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