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| ケータイ小説が大人気! 2007年11月、「恋空」(東宝)という映画が公開された。若手人気女優を主演に、普通の女子高生が恋人を亡くし、それでも強く生きるという恋愛映画だ。映画の公式サイトでは、「1,200万人が涙!」とある。多くの若者の心をとらえた作品だが、原作はケータイ小説から始まった。 「恋空」の物語は当初、ケータイサイトで公開され、女子高生を中心に若い女性から圧倒的な支持を得た作品なのだ。現在、ケータイ小説と一般に呼ばれるものの先駆けともいえる。ケータイサイトで公開後、アクセスは瞬く間に上昇、反響が大きかったため、映画化が決定した。 常に身につけているケータイ。若い人たちは本を買ってきてページをめくるより、操作に慣れているケータイで読む方が簡単でいいと感じている。もとは、インターネットでの小説が人気を呼び、作品が次々に書籍化、映画化されていったという近年の背景があった。この手軽さゆえ、「ケータイ小説」を好む若い世代が急増している。 誰でも小説を掲載でき、読み手はすぐに感想を送ることができる。そしてその感想を元に書き手が物語を修正することもできる。著者と読者の双方向コミュニケーションが可能な仕組みをケータイサイトに立ち上げたのは、ウェブサイト「魔法のiらんど」を運営する株式会社魔法のiらんどだ。読者たちのリアルタイムな交流を実現した。 魔法のiらんどでは、2006年3月にケータイ小説の総合ポータルサイト「魔法の図書館」を開設した。当初の公開作品は40万タイトル。その後も増え続け、2007年5月には100万タイトルを超えたという。魔法のiらんど広報は、「ケータイ小説はユーザーにとって自己表現の一つ。これからも、ユーザーの表現活動をサポートしていきたいです」と話す。 ケータイ小説のジャンルは様々だ。10代から20代の若い読者、投稿者が多いこともあり、恋愛小説の割合が大きいが、ミステリーや親子愛、友情などを取り上げた作品も多い。ケータイ小説が書籍化されたものでミリオンセラーも生まれている。しかし、紙の媒体とは違い、ケータイ小説を書くには、いくつかの決まりごとがある。 携帯の小さなスクリーンで読みやすくするため、文章は短く、改行が多い。また、ケータイでは変換できない難しい漢字などは使えないため、語彙が乏しくなる。文章はシンプルなものが多く、メールの日常会話を読んでいるようだ。その親しみやすさも、若い世代を引き付けるもう一つの大きな要因だろう。 株式会社魔法のiらんど |
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