日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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二つの顔を持つエキサイティングな街 ― 秋葉原

日曜日の午後の秋葉原駅電気街口を出ると風変わりなドレスパーティの中へ歩いて行く感じで騒がしい。フレンチ風のメイド服を着た女の子がチラシを配りながらカメラに向かって注目を浴びようとポーズを取る。そして、ポップアイドル願望の女の子や、最新のお買い得製品の情報をがなりたてる拡声器と競い合っている。

アキバの愛称で知られる日本の電気の殿堂、そして、世界のオタクの殿堂である、秋葉原へようこそ。

駅前の人混みを通り過ぎると、秋葉原がなぜ電化製品を買いに行く場所なのかがはっきりする。外神田一丁目の秋葉原駅近くのごみごみした路地には、電球から、ダイオード、携帯用無線通話機、監視カメラまで、特定の製品に特化した小さな店や露天が立ち並ぶ。

この地域を通り抜ける中央通りがある外神田の先には、ここには考えられるすべての電化製品や機器を売る店が並んでいる。多種多様な製品の価格は安く、ほとんどの店が値引きに応じる。それがこの地域に活気を与え、さらには中央通りの外の路地裏まで広がり、パソコンの部品や付属品、コンピューターゲームなどの売上増加につながっている。

第二次世界大戦の廃墟から立ち上がったラジオやラジオ部品の闇市とともに栄えてきた秋葉原だが、この地域にはまったく新しい別の顔がある。1990年代の後半、秋葉原はオタクのオアシスとして発展してきた。オタクとは、まんがやアニメ、ゲームに没頭し、社会的には変わり者扱いされるサブカルチャー。

社会的には明らかに不器用な少数派にもかかわらず、オタクは日本経済に強い影響を与えている。2005年に行った野村総合研究所の最新調査によると、オタク消費市場は年間4千110億円に達し、秋葉原はその中心として揺るぎない地位を築いている。

フレンチフリル衣裳のメイドがお待ちしています
オタク文化をあなた自身で少し体験するには、中央通り周辺で電化製品と場所を競い合う、コミックストアやコスチュームショップをうろつくとよい。一部の店はアダルトエンターテイメント系で、母親を連れて行くにはふさわしくないだろう。しかし、メインストリートにある大型店の「ドン・キホーテ(ディスカウントストア)」のように、ほとんどが一般向けだ。ここにはコスチューム専門フロアや、実用品と突飛な商品が一緒に売られているフロアがいくつかある。

秋葉原探訪に疲れたら、オタクスタイルの休憩をとってみてはいかがか。「マンガ喫茶」に入り、コーヒーを飲みながら、マンガ1〜2冊を読みリラックスするのもよい。もちろん、少し冒険したい人には、メイドカフェに向かい、マンガのページから抜け出てきたような、アニメ風のフレンチフリルのメイド服を着た若いウェイトレスにおぼれることができる。カフェによっては、スプーンで食べさせてくれることもある。

最初のメイドカフェができたのは2001年に過ぎないが、現世から逃避し、ファンタジーに生き場所を求めるオタク男の人気で、約30のメイドカフェが秋葉原で営業している。それに伴い、メイドサロンやメイドフットマッサージなどがたくさん誕生した。このトレンドは中国、北アメリカ、韓国、台湾などにも広まった。最近メディアが積極的に取り上げたおかげで、カフェはオタクだけでなく、女性やカップル、観光客の間でも人気となっている。

メイドカフェは新しい輸出品だが、日本のアニメは海外で長い間人気となっている。アニメに興味を持っている人には、複合施設、秋葉原UDXの4階にある東京アニメセンターが、おすすめだ。小さいけれど訪れる価値はある。2006年の3月にオープンしたが、日本アニメの最新の出来事についての情報が得られるすばらしい場所だ。また、大人のアニメファンや子供を満足させる展示物があるのは言うまでもなく、3Dシアター、レコーディングスタジオがあり、数々のイベントが行われる。とりわけ、入場料が無料で、英語、韓国語、中国語の案内があるのがいい。

あなたがオタクであるかないか、電気マニアであるないにかかわらず、秋葉原は訪れる価値は十分にある。そこへ行って、日本の最新の機器やモダンな日本文化に囲まれて一日を過ごしてみてはどうだろうか。

文:ロブ・ゴス

秋葉原電気街振興会
www.akiba.or.jp/

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