| 日本をもっと知る - 風刺(パロディトーク) |
| あなたの作品も名作になる! ※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局)
CIA:この本にはどんなことが書かれているのですか。 会長:勝ち負けがはっきりするスポーツでは、順位をつけられますが、絵画や文学、映画などの世界では見る人、読む人により、感動は異なります。順位をつけるなんて本来は無理な話です。それを無理やり審査員が決めてしまうのです。 CIA:それで何か不都合なことでもあるのですか。 会長:当然、そこには審査員の思惑が強く反映されます。絵画を例にとると、自分にとってもっとも有利となる画家、すなわち、自分の一派の中から選ぶのです。同じ団体から受賞者がでれば、弟子は増え、一派は栄えるというわけです。その審査員を選ぶのは主催団体です。当然、その団体の意向にそった審査員が選ばれます。 CIA:それじゃ、各賞は業界の思惑により決まるというのですね。 会長:それは、業界の常識ですよ。タレントや著名人が趣味で描いた作品が美術展で入選すると、知名度をあげるために受賞させたと勘ぐる人は多いのです。また、美術団体へ寄付した人が受賞するとの噂も後を絶ちません。
会長:あなたは、ピカソの絵を本当にすばらしいと思いますか。大衆に感動をあたえる作品が名作ではなく、大先生に賞賛される作品が、名作と呼ばれるようになるのです。だから、みんなお金を出しても賞を欲しがります。賞の背景には名誉が欲しい作家と一派の繁栄を目指す団体や審査員の思惑がからんでいるのです。 CIA:それじゃ、大衆は「作られた名作」を押し付けられているということですね。 会長:その通りです。大衆が博物館や美術館へ行き絵画を鑑賞する時間は限られています。その業界に精通した人や評論家の意見を参考にせざるを得ません。それで、大先生が選んだ作品が名作だと、たやすく信じてしまいます。かくして、「作られた名作」が尊敬と名誉を得ることになるのです。 CIAから一言 ※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局) |
日本の秋は「芸術の秋」とも呼ばれ、絵画や文学などの優秀作品の表彰が数多く催される。受賞作品の評価は不動のものとなり、作家の名声はあがる。どの作家も入選を目指して必死だ。これらの賞に疑問を投げかけた本「賞のからくり」が、まもなく発売される。Hiragana
Times CIAは、その著者で、受賞作品賞研究会(日本)の代表でもある、五光末男氏をインタビューした。
CIA:賞をお金で買うということですね。