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| 世界に誇れる着物や帯のデザイン 銀閣寺つぼみ店主 京都には数多くの町屋がある。町屋とは、間口が狭く奥行のある店舗併用の木造住宅のこと。隣家と外壁が接するように建てられているため、土間や中庭を設けるなど、室内に光や風を取り込む工夫が見られるのが特徴だ。最近では古い町屋を宿泊施設やカフェに改築しているところもあり、観光客に人気だ。 その町屋の一つに、「銀閣寺つぼみ」という店がある。築70年以上たった趣ある店内にはアンティーク着物や帯など常時1,000点以上が並ぶ。着物は高いというイメージがあるが、ここなら着物2,000円からという安さ。店の奥では週一回着付け教室が行われ、店主の似内惠子さんがお客の希望を聞きながらその人に似合う着物をすすめてくれる。 「この仕事は着物が似合うだけではできません」と言う似内さんは、スタッフの着付けなどの研修にも力を入れている。「私は小さい頃から日本の古いものに興味を持っていました。祖父が海運業をしていて、古いものに囲まれて育ったという理由もありますね」と似内さんは、この店を始めたきっかけを話す。 この仕事で難しいのは、商品の鑑定だという。「本物をたくさん見て勉強するしかありません。また、できるだけ見たり触ったりすることです。値段をつけるのはどちらかというとお客様なので、さほど難しいことはありません」と似内さんは、説明する。 ここは場所柄外国人のお客が多い。「先日、フランス人の男性が奥様へのおみやげに長襦袢をお買い上げになりました。布地や色柄にとても興味を持ってくださって、接客のしがいがありましたよ。『ギフト用のリボンは何色にしますか?』と伺うと、すぐに『この色』と決められました。日本の男性なら『何でもいいよ』と言うでしょうね」。 「日本の着物や帯のデザインは世界に誇れるものです。それは高い技術が裏付けています。一般庶民がこれほど手間のかかった衣服を持っている国も珍しいでしょう。ぜひ外国の方にも日本の布や着物を好きになっていただきたいです。お客様がよい着物が安く買えた、と喜んで下さることが本当に嬉しいです」。2007年の秋には駐車場完備の宇治店をオープンする予定だ。年1〜2回所蔵品の展示を各地で行っているが、外国でも開催したいと願っている。 銀閣寺つぼみ |
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