日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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日本はスペイン以外で最大のフラメンコ愛好国

本にはフラメンコ教室がおよそ600あり、8万人がフラメンコを学んでいる。日本はいまではスペイン以外で最多のフラメンコ愛好者を持つ。

フラメンコには、バラを口にくわえカスタネットを鳴らす以上のものがあるとフラメンコファンなら誰でも言うだろう。フラメンコは、ただ踊るだけではない。体の動き、音楽、情熱、そして歌のコンビネーションが伴う。アンダルシア地方のジプシーにそのルーツを持つ何世紀にもわたる古い芸術であり、1920年代後半、初めて日本に紹介されて以来、たくさんの日本人の心をとらえ、特別な存在となった。

東京、銀座にある石井智子さんのスタジオでは、生徒の大多数が20代、30代の女性たちだ。子供や50代以上の女性もいる。彼らを自分たちの文化と全く異なる国から来た芸術にひきつけるものは一体何なのか、と説明することは難しい――ある人にとってはそれがフラメンコの強烈さと情熱であり、他の人にとっては華やかなイメージとなるからだ。

フラメンコの真髄
「フラメンコの特徴は、ギター、歌、踊りを融合したダンスであるということです」と、石井さんは説明する。「それは、自分の感情を直接表すこと、演技するのではなく自分自身を表現することです」。上手なダンサーになるには技術が必要だが、偉大なダンサーになるにはそれ以外のものが必要だという。石井さんは、アントニオ・エル・ピパのようなスペインのトップダンサーとも競演し、日本の有名なダンサー、小松原庸子さんの公演にも数多く出演してきた。「偉大なダンサーは心と技術のバランスをうまくとっています。技術だけで観客を魅了することは難しいと思います」と、石井さんは言う。

彼女を突き動かすものについては、演技者の立場から石井さんはこう説明する。「フラメンコを通して、その一瞬と自分自身を表現して観客を感動させ続けたいという欲求です」。彼女の気持ちは単なる技術を超え、観客と気持ちを分かち合おうと努力している他のフラメンコダンサーと変わらない。フラメンコを他の形式のダンスより際立たせているものは、彼らから発散されるエネルギーといえよう。

フラメンコダンスを選び、小松原さんのようなダンサーの後に続こうとしている人々に良いアドバイスがある。それは、最初に必要なものは、強い熱意と、良い先生と、基本的な道具だけということ。「まず最初に、フラメンコ用の特別な靴と、教室により異なりますが、カスタネットのセットです」と、石井さんは説明する。これらの靴とカスタネットは、ダンス用品専門店で簡単に手に入れることができるし、教室を通しても購入できる。一般的に授業料は語学を習うのと同じぐらいで、高くはない。自己表現できるだけでなくエキサイティングであるのに、リーズナブルといえよう。

石井智子フラメンコスタジオ
tomokoishii.com
Tel: 03-3889-7211

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