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世界で愛される日本発の伝統文化「オリガミ」

新宮文明さん

日本の伝統文化のひとつとして知られる折り紙。色とりどりの紙を創意工夫して折り、あらゆるものを作り上げて遊ぶ。今では“origami”とローマ字で表現されるほど、世界中で普及している。しかし、紙を折るという遊びは世界の様々な地域で古くから存在し、“fold”といって親しまれてきた。

紙を折る文化を統一して、「折り紙」と命名し、日本独自の遊びに成立させたのは、明治期の日本政府だという。折り紙は日本から再び海外へ旅立ち、“origami”となって新たに普及した。そして今また世界の国々で
origamiがブームになっている。

伝承折り紙以外の様々な折り紙作品を考案している折り紙作家の新宮文明さんは「おりがみくらぶ」というウェブサイトを運営している。このサイトは、子供にわかりやすい簡単な折り紙から、大人も楽しめる創意豊かな作品がカテゴリーごとに区別されている。折り方の動画までついていて、見やすいサイトとして世界中にファンが多い。

新宮さんは、もともとデザイン会社でデザイナーとして働いていた。子供がまだ小さい頃、折り紙でよく遊んでいたが、小学校に通い始めると他の遊びに夢中になっていきしばらくするとやめてしまう。鶴や飛行機、椅子、箱など、伝承作品だけでは、子供は飽きてしまうことに新宮さんは気づいた。

「子供たちが飽きない、ずっと折り紙にチャレンジできるような作品を考案すればいいんだ」。と新宮さんは思った。試行錯誤を繰り返し、一枚の色紙から、熊の親子が見つめ合うものなどストーリー性のある新しい作品を完成させ、「おりがみくらぶ」のサイトを立ち上げた。「立ち上げた当初は、折り方のページのメモリーが大きすぎたため、国によっては開くのに時間がかかりすぎるというクレームがありましたが、今ではどんなに回線の遅いPCからでもすぐ見ることができる自信があります」。

現在、日本語、韓国語、英語の三言語で楽しめ、1日に1万以上のアクセスがある。オーストラリアやハワイ、トルコなどの学校でもこのサイトを使い授業に折り紙を取り入れている。また、日本人は海外で折り紙を教えて欲しいと頼まれることが多い。「折り紙の本を日本から持ってきていなかったのでホームページを探したら、こんなにいいサイトが見つかり助かりました」というようなメールもよく寄せられるという。

最近では、脳を鍛えるため、多くの大人も折り紙を楽しんでいる。

おりがみくらぶ
www.origami-club.com/

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