| 日本をもっと知る - 風刺 |
| 日本で労働者カースト制が始まった ※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局)
CIA:博士が書かれたショッキングな題名の「日本で労働者カーストが始まった」が、発売前から話題になっていますが、どんなことが書かれているのですか。 博士:日本では、江戸時代に「士農工商」というカースト制度がありましたが、現在の社会制度と驚くほど似ているのです。最上位が公務員と大手企業正社員、二番目は中小企業の経営者およびその社員、三番目は契約社員・派遣社員、最下位がパート、フリーター、日雇いです。最上位層は昔の侍にあたり、体制の恩恵にあずかれますが、二番目以下は、昔の農民と同じで、働いても働いても生活するのがやっとです。 CIA:博士の言うカースト制でどんなことが起こるのですか。 博士:10数年前までの日本の企業は終身雇用制、年功序列制を採用し、労働者を家族の一員として扱い、社員の給料もほとんど平等に毎年上げてきました。しかし、今や企業はグローバル化に対応するという大儀をかかげ、労働者カースト制を引き労働者の賃金を搾取する経営者が「有能」とされ、恩情経営者が「無能」と評価されます。これらの下では、ワーキングプア層は預金もできず、向上する時間もなく、また、貧しさから子供に良い教育を与える機会もありません。この構造が続く限り、彼らがワーキングプア・カーストから抜け出すことは不可能となるでしょう。 CIA:でも、政府は日本が好景気と発表し、企業は採用する新卒者が不足していると嘆いていますが……。 博士:それは、多くの大手企業と一部の中小企業だけの話です。彼らが巨額の利益をあげているのは、賃金をおさえるために社員の半分以上を契約社員や派遣社員にしたからです。飲食店では正社員は一人のところがほとんどです。新卒者を採用するのは給料が安く済むからで、やがて彼らも成果主義という名のもとに、給料は上がらなくなるでしょう。そして、上層階級だけが好景気を享受することになるのです。
博士:1936年、チャーリー・チャップリンの映画「モダン・タイムス」で機械に使われる人間が描かれましたが、何とそれが現実の社会になりました。本来、会社は人間を豊かにするためにできたはずですが、今では会社を儲けさせるために人間がロボットにされてしまったのです。この問題の本質は、このような状態に簡単に慣らされてしまう人間の「あきらめ」にあるといえるでしょう。「偉大な将軍さま」が君臨するどこかの国の国民のように。 CIAからの一言 ※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局) |
最近、日本の有名な詩人、石川啄木(1886〜1912)の歌がたびたび引用されるようになった。「はたらけど はたらけどなお わがくらし 楽にならざり じっと手を見る」。これは日本に急増するワーキングプアにぴったりな歌だからだ。Hiragana
Times CIAは、日本のワーキングプア問題に詳しいスレッドベア博士にインタビューした。
CIA:この問題の本質はどこにあるのでしょうか。