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団塊世代の心をつかむ男の料理教室

乗越高嶺さん

2007年4月からいわゆる団塊の世代が退職する。時間的に自由になった彼らが何に生きがいを求めるかに関心が集まっている。その中で、男の料理教室が注目されている。ここ数年受講者が急増しているという。財団法人ベターホームでは、男性に料理教室を開講しているが、1991年に350名だった受講生が2006年には6,720名に達した。

日本では、男が外で働き、女が専業主婦として家庭を守るというカップルがこの年代の主流で、「男子厨房に入らず」という世代だ。料理教室に通う前は78.4%の人がほとんど料理をしなかったが、受講してからは15.7%に減った。料理教室に入った動機は、「定年を迎え時間ができた」が61.7%と一番多い。

キャノンマーケティングジャパン株式会社の役員だった乗越高嶺さんは、定年後に東京・町田の料理教室に通い始め、一年たった今ではひととおりの料理が作れる。その味は、「それが、けっこうおいしいんですよ」と、奥さんの玲子さんはテレながらほめる。得意な料理は、ビーフ・ストロガノフ。週末には、友人を招待し得意の料理をふるまう。評判はなかなかいいようだ。

「料理を始めてから妻と共通の話題ができ、友達と会う機会が多くなった」と、その効用を説明する。また、料理教室に通うと、家事の大変さがわかり、家事の手伝いをするようになるという。とかく、熟年離婚が話題となる昨今、男の料理作りは夫婦円満の秘訣となるかもしれない。

財団法人ベターホーム
www.betterhome.jp/

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