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外国人にも広がる「お笑い」ブーム

東京コメディストア

日本は今「お笑い」ブームの中にある。テレビをつければ毎日のようにどこかの局で、コメディが見られる。年末にはコメディアンの大会「M-1 グランプリ」がテレビ放映され、高視聴率を得ている。毎年のように新しいコメディスターが誕生し、彼らから流行語も生まれる。昨年は、「欧米か!」が流行した。昨今は外国人の漫才コンビも増えた。

その中にあって、マイケル・ネイシュタット、クリス・ウェルズらを中心とした在日外国人たちによって旗上げされた東京コメディストアは、ユニークな存在だ。1994年の設立以来、スタンダップ・コメディ、即興パフォーマンス、時にはマジックや大道芸を繰り広げ、在日イングリッシュ・スピーカーたちを大いに楽しませてきた。

時を同じくした1994年、マイケル、クリスと親交のあった今井純が、日本ではまったく目新しい即興パフォーマンスを日本人に対して指導し始めた。そして10年後の2004年、プロとして通用するレベルに達した日本人即興プレイヤーを集めて、東京コメディストアに加わった。

これまで、多くの外国人タレント、パックンマックンのパトリック・ハーラン、総合格闘技「プライド」のリングアナウンサー、レニー・ハート、マジシャンのセロなども東京コメディストアのステージに上った。現在、渋谷「クロコダイル」で日本語のショーは毎月第一金曜日と第三木曜日、英語のショーは、第四金曜日に行われている。

出演者それぞれの生の魅力に加え、誰も予期できないストーリー展開とハプニング。あらすじもセリフも決まっていない状態で、出演者は共演者を頼りに、協力してストーリーをつくりながら演じていく即興パフォーマンスが売りだ。それに、飲みながら、食べながらの気軽さ。客席とステージの一体感に観客は満足する。

日本語のショーの観客はほとんどが日本人だが、英語のショーでは日本人客は2割〜 3割程度。多くの在日外国人が英語によるレベルの高いコメディを楽しみにしている。通常お客は60 〜 80人くらいで、男女半々。20 〜 40 代が多い。一人で来る男女もかなりいる。また、誕生日をみんなで祝うコーナーもあり、パーティ感覚のグループもいる。

マイケル・ネイシュタットさんは、本誌のインタビューの中で「日本人の観客はとても静かで控えめです。だからといって、ショーが嫌いなわけではありません。日本人は恥ずかしがり屋なんです。反対にアメリカの観客はおかしいんです。僕らのくだらないジョークにとても大きな声で反応します」と語っている。笑いも国により異なるのだ。

東京コメディストア
www.tokyocomedy.com

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