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| 「こんな結婚式がしたい」――夢の挙式の演出家たち 日本では90年代前半までホテルや結婚式場で豪華に行う挙式が主流だったが、最近は質素に親しい友人だけを招いて行う、いわゆる「地味婚」が急増した。その一方で、それほどお金をかけず自分たちだけの個性的な挙式を望むカップルも増えてきた。そして、その個性的な演出を請け負うウェディング・プラン業も登場してきた。 オーダーメイド・ウェディングを手がけるジュリアスローズ(東京・渋谷)では、夢のような空間を創造してカップルの願望を実現してくれる。例えば体育館を森や花畑に変身させたりしてくれる。会場を選ぶのではなく、作り出してくれるのだ。 「会場に入った途端、花でいっぱいの空間にゲストは驚きの声を上げます。その中で美味しい食事をしながら、花畑の中で過ごす結婚式は、皆さんの心に深く残るようですね。新郎新婦のご友人、ご兄弟、このウェディングに参加したゲストの方から、申込みが続いています」とウェディング・プランナーの田中奈津美さんは説明する。 挙式費用は会場や食事のスタイルや人数によって異なるが、日本における一般的ご祝儀価格、一人3万円×ゲストの人数分といったところ。少ない予算でできるカジュアルな立食のパーティープランも用意している。また、自国の文化的嗜好を取り入れたい国際カップルの演出もしてくれる。最近は、インド人、イタリア人との国際結婚するカップルからの依頼もあった。 この仕事については、「結婚式後もずっと友人としてつながっていけたり、お子さんが生まれたら会いに行ったり。この絆がやりがいですね。結婚式を創り上げるすべてのスタッフの想いがひとつになったときに最高の空気が生まれるその一体感、その緊張感。これに幸せを感じますね」と田中さんは、微笑む。 披露宴の中心的な役割を果たすのは司会だが、その出来、不出来により来賓の印象はがらりと変わってしまう。司会業として活躍する宮本希利奈さんは、その秘訣をこう語る。「一生に一度の婚礼なので、新郎新婦はとても思い入れを持っています。その人それぞれの思い入れがあるので、そこに応えられるようたくさん話し合い準備も細かく行います」。 オーストラリア人のナターシャ・ファローさんは、結婚式のウェディング・シンガーとして1年ほど前から歌っている。多い日には1日8回も歌うという。「頼まれた歌を歌います。最も人気のある歌は、『アヴェマリア』、『いつくしみ深き』ですね。涙を流す人、また、美しいと言ってくれる人もいます」と、ゲストの反応に満足げだ。 ジュリアスローズ |
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