日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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本当の勝ち組は誰ですか?

※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局)

日本は平等社会からアメリカ型の弱肉強食の世界に変わり、かつてないほど所得格差が広がった。そして、「勝ち組」、「負け組」という言葉が使われるようになった。今、負け組にエールを贈る、「勝ち組研究会」が話題になっている。Hiragana Times CIA は、斉藤望会長にインタビューした。

CIA:どんなことを研究しているのですか。

会長:勝ち組が本当に幸せなのかを、さまざまなレポートや調査をもとに研究しています。それによると、勝ち組の多くが幸せではないことが判明しました。

CIA:信じられませんね。どうしてなのですか。

会長:彼らに共通するのは孤独ということです。お金儲けのために彼らは人を騙すようなことも平気でしてきました。だから、自分も同じような手口で騙されると思い、誰も信用できないのです。

CIA:でも、彼らは上流社会のパーティに行ったり、ゴルフに出かけたり、みんな楽しそうですが。

会長:それは大間違いです。VIP の世界には上には上がいて、会場でそれらの人を見ると、参加者の多くはコンプレックスを感じているのです。たとえば、会場には高級車で乗り込みますが、もっと高級な車で乗りつける人がたくさんいて、安い車の人は惨めな気持ちになるのです。あまり参加したくないのですが、一方では自分もセレブの一員と見せたい気持ちがあります。

CIA:だから、彼らは幸せではないのですね。

会長:そうです。特筆すべきことは、金持ちに見える貧乏人が多いことですね。このタイプは貧乏人から這い上がった野心家に多く、本質的にけちで、資産をかなり残しますが一生に使うお金は普通のサラリーマンより少ないくらいです。お金をどんなに持っていても、使わなければ持っていないのと同じです。

CIA:高級官僚や大手企業のトップなど、いわゆる組織の中で登り詰めた人たちはどうですか。

会長:いわゆるエリートといわれるこの人たちは、リスクを負わず、陰では足を引っ張り合う、陰険な人間関係の中で生きてきました。人生の大半の時間をそんなくだらない世界で生きてきたのです。彼らは大きな家に住み、高級車を乗り回していますが、周りからは、業者から裏金をもらって買ったずるい人と思われ、陰で軽蔑されているのです。

CIA:それは貧乏人の嫉妬ではないのですか。

会長:とんでもない! 成功した人は一般的に「立派な人」ということになりますが、彼らの中には、自分は特別な人間だというおごりがあります。分かりやすくいえば、庶民とは違うことを見せつけることに快感を持つのです。それがこうじて、自分は人より良い待遇をされて当たり前という意識になるのです。それは危険な差別意識と同じなのです。立派な人とは、自分に厳しく、他人に優しい人なのですが、金持ちは概して強欲で精神的に貧しいのです。

CIA:庶民は金持ちをどのように見たらよいのでしょうか。

会長:お金持ちと普通の人との差は、大きな家や高級車を持っているかだけです。その見栄のために、限りある時間なのに人を陥れたり、くだらないことに費やしたりしてきたのです。見方を変えれば金持ちが負け組で、普通の庶民が勝ち組といえるでしょう。しかも、彼らは見栄のために税金をたくさん払ってくれるのですから、普通の人にとっては大変ありがたい人たちなのです。

※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局)

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