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| 信用の大切さを学び、ペルシャの無農薬石鹸で成功 サンシャイン コーポレーション代表取締役社長 明治期の美術家、思想家の岡倉天心(1862〜1913)は「アジアは一つ」と唱えた。一口にアジアといっても広い。東の日本から西の中東までの地域が含まれ、さまざまな人種、文化が共存する。そこに共通するものは東洋的考えといえるかもしれない。イランのラメザニ・モハメッドさんは、アジアの国の中で、戦後急速に発展した日本に親近感を抱いていた。 彼はテヘラン大学で学び、14年前に日本にやってきた。日本語が話せなかったこともあり、来日当初は工場や建築リフォーム会社などで働いた。だが、日本のバブル経済の破綻で、勤めていた会社が倒産、支払われるべき給料は支払われなかった。その後に自ら建築リフォーム会社を設立。そこで、言葉の大切さ、仕事上では何よりも信用が大切なことを学んだ。 現在はバラとハーブを使用した最高級の石鹸を製造販売して成功している。その成功のきっかけとなったのは、イランからお土産として持ってきたハーブ石鹸だった。日本の人たちが興味をもち、買いたがったのだ。「日本では、いろいろなものに防腐剤が使われていて、無農薬のよさがわかったのでしょう」と、ラメザニさん。 彼は今、母国イランに12万1,000坪あまりの農園を経営している。そこで栽培した、世界でも最高級とされるローズオットーと12種類の無農薬ハーブを使用した天然ハーブ石鹸「ペルシャの天然草」を製造し、ヨーロッパを始め世界各国に販売している。2年前には飛躍の転機が訪れた。顧客だったエステ・サロンの社長に見込まれ、その社長にと乞われた。 ラメザニさんはハンサムで明るく、そして仕事に情熱を注ぐ人だ。青山にあるオフィスの2階に設けられた、そのエステ・サロン「ミューフル」、また、1階のハーブティー・ルーム「アビセナ」も大繁盛している。彼は成功しても、「三食が食べられ、狭くとも寝られる場所さえあれば幸せです」と、謙虚だ。それがまた、人をひきつける。 「郷に入れば郷に従え」がモットーのラメザニさんが付き合う相手はほとんどが日本人だという。日本人は気持ちがやさしく、どんな困難にも立ち向かう、想像した通りの人たちだと絶賛する。ただ、日本人が安易に薬を多く使用していること、添加物に無頓着なことが気になっている。4〜5年後には世界各国を巡り、優れたものを見て回るのが彼の夢だ。 サンシャイン コーポレーション |
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