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| ネイティブスピーカーの直感を信じる ―新しい英語教授法が大人気 大西 泰斗 教授 大西教授は黒皮のジャケットで元気よく部屋に入ってきた。これまで会ったことのない活気あふれる英語の先生だ。大西さんの人気テレビ番組「ハートで感じる英文法」は、英語の教え方に革命をもたらしている。 多くの日本人の学生のように、大西さんは英語を学ぶことは難しいと思っていた。「中学校で英語を学び始めましたが、無数の伝統的な文法規則を覚えて使うという、ごく普通の方法でした。退屈で難しいものでした」。 「先生」になったとき、大西さんはもっとよい方法があるはずだと思った。そして、10年以上大西さんと執筆パートナーを組んでいたポール・クリス・マクベイ教授と一緒に開発した、新しい方法にたどり着いた。それは文法規則書を窓から放り出し、代わりにネイティブスピーカーの直感を信じる新しい方法だった。 「英語で育った子供たちは、文法書に書いてある星の数ほどある用法を学ばなくとも完璧な英語を身につけています。彼らの学ぶ過程が非能率とは言えません。彼らは直感的に意味の中心部分をとらえ、さまざまな方法で応用します。これは、幼児の学び方を真似た英語の学習方法です」。 それはどんなものなのだろうか。「文法のどの部分にも、一つの核、一つの本質的で、基本的な直感部分があります。その核を学べば、それを用いて他の派生的な細かい部分も理解できます。使用法を学んだり、規則を暗記したりすることはありません。核に集中するだけでいいんです。とても効果的な学習法です」。 そうすることにより、誰でも学べる。「英語が学べる人と、学べない人がいるとは思いません。IQとは関係がありません」と言い、笑いながら続ける。「私の友達は大ばかですが、英語は流暢なんです」。 彼にはたくさんのファンがいる。大西さんはこの方法で15年間教えた後、マクベイ教授とシリーズ本を出版した。その一冊がNHKテレビのプロデューサーの目にとまったのだ。その後は皆さんがご存知の通りだ。「びっくりするような発展でした」と、同調する。大西さんのやり方に批判はあるのだろうか?「いや、誰からも」と、笑う。「伝統的な教え方を拒絶していることを考えれば、まったくの驚きですね。みんな感動したと言ってくれます。彼らにとってこれが英語を学ぶ第一のステップとなるのは確かです。それには大満足ですし、報われた気持ちです」。 大西さんは日本中に英語を広めようと、情熱を燃やしている。「普通の日本人の学生は英語を学ぶのに失敗しています。周りを見わたしてください。どれだけの日本人が英語を流暢に話せますか。英語は私たちが住む『地球村』では重要なコミュニケーションの手段であることは間違いありません。私たちの方法が、英語の学習をより効果的で楽しいものにすることを願っています」。 |
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