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| 日本では男より女の方が幸せ! 日本には女性の政治家は数えるほどしかいない。職場においても、重要な役職は男性がほとんどを占めている。女性に与えられる仕事は男性社員の補佐的仕事、雑用が多い。日本の職場における女性の地位は男性に比べて相対的に低いといえるだろう。 来社するお客様にお茶を運ぶのは、必ずと言ってよいほど女性だ。また、パーティが開かれると、欧米ならカップルで出席するのが普通だが、日本では男性だけが出席することが多い。日本では公的な場所における日本人女性の陰はかなり薄い。これらを目にする外国人は日本が男性社会と映るに違いない。 それでは、日本の女性は男性より不幸なのだろうか。大阪大学社会経済学研究所が2004年2月に行った幸福感についての調査(「非常に幸福」を10点、「非常に不幸」を0点)によると、男性の「幸福度」の平均が6.27点。女性は6.51点で、女性のほうがより幸福と感じている。職業別では、専業主婦が6.7点と最も高い。 また、2004年6月に内閣府が実施した「国民生活に関する世論調査」によると、現在の生活に「満足」と答えた人の割合は男性が56.2%、女性が62.9%で、やはり女性のほうが高い。職業別では65.9%で主婦が最も高い。 これらの調査で明らかなように、幸せと感じているのは女性のほうが高く、とくに主婦が生活を満喫している構図が浮かび上がる。男性を引き立て、家事など裏の雑務をさせられていると見られがちな日本人の女性が、実は日常の生活に充実感を感じているのである。 日本は男女分担社会 日本の家庭は妻の領域で、家事はもちろんのこと、お金の管理から子供の教育まで妻が取り仕切るのが普通だ。夫は稼いだお金を妻に渡し、そのお金で妻はやりくりする。夫はその中から必要なお金を小遣いとしてもらう。妻の使い方について夫はほとんど口をはさまない。 子供の教育についても妻が主導し、水泳教室やピアノ教室に行かせたりする。家族旅行となると、その行先はほとんど妻の意向で決まる。さらに、住居の選択も妻が主体となる。どこに住むのかはもちろんのこと、間取りからインテリアまで妻の好みが反映される。このように、家庭では男女の地位は完全に逆転するのである。 欧米では性別による分担という発想は陰をひそめ、仕事も家事も男女が平等でするという考えが主流だ。カップルの基本は二人ができるだけ長くいることで、それが幸せの原点と考えるから、外食するにも、映画をみるにも、パーティに行くのも二人連れとなる。 しかしながら、女性が虐げられていると見られがちな日本では、女性が男性以上に生活に幸せを感じている。そして、離婚率も欧米諸国と比べて低い。欧米スタイルの男女平等だけが、女性にとって幸せな制度ではないことを、日本の男女分担社会は示唆しているといえよう。 |
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