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| 海外の日本語学習者は増えている!
これを地域別に見ると、学習者の61%が東アジアに集中している。次いでオセアニアの17.6%、東南アジアの8.7%と続く。学習者が一番多い国は韓国で、89.4万人で、世界の37.9%。2番目は中国の38.8万人(16.5%)、次いでオーストラリアの38.2万人(16.2%)、アメリカの14万人(5.9%)、台湾の12.9万人(5.5%)。このベスト・ファイブに続く国はインドネシア、タイ、ニュージーランド、カナダ、ブラジル。 語学学習は経済と密接な関係がある。最近では中国がめざましい経済成長を遂げ、今、中国語熱が高まっている国もある。日本語学習者は日本経済が低迷しているにもかかわらず、増え続けている。その背景には、経済以外にも日本の文化、とりわけアニメ、漫画、ゲーム、映画、ファッションなど、日本のポップ・カルチャーが、世界的に受け入れられていることがあげられよう。 日本人も自分の使っている敬語に自信がない 「どのような間違いが多いと思うか」の質問では、「尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い方」が55.2%、「必要な場面なのに使われていない」が51.1%で、「不必要な場面なのに敬語を使う」が35.6%だった。外国人が日本語を学習する上で、敬語はむずかしいといわれているが、日本人にとってもやっかいな問題であることが明らかになった。 このような日本語の調査を行う度に、「日本語は乱れている」という調査結果が報告される。そして、英語の影響が大きいとしばしば指摘される。今日では、「写真機」を「カメラ」、「鞄」を「バッグ」と呼ぶ方が一般的だ。一方、会社名や製品名、また広告には意味不明の言葉がふんだんに使われている。たとえば、「アパート」は「マンション」、「メゾン」、「ハイツ」、「レジデンス」、「パレス」、「コーポ」、「カーサ」などだ。 現代人が古文を読むことが難しいように、日本語に限らず言語は少しずつ変化していく。日本は中国から漢字を導入したばかりでなく、そこから、ひらがな、カタカナも作り上げた。現在の日本語に英語の単語や用法が取り入れられたとしても、政府や学者がコントロールできるものではない。需要と供給で決まる価格のように、言葉も、民衆に受け入れられるものだけが残っていく。 |
国際交流基金の2003年度の調査によると、海外の127カ国・地域で2,356,745人が日本語の学習をしている。この数の中には、テレビやラジオの日本語講座、インターネットや個人教授などでの日本語学習者は含まれていない。海外の日本語教育機関数は、12,222。教師数は33,124人。1979年の調査時の海外日本語学習者は127,167人で、この24年間で学習者は18.5倍に、教育機関は10.7倍、教師数は8.1倍伸びた。