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| 増加する留学生の日本の印象はよくない 経済協力開発機構の調べによると、世界の留学生総数は約190万人(2002年度)。留学生の受け入れを国別に見ると、50万人以上のアメリカが圧倒的な第一位で、イギリス、ドイツ、フランス、オーストラリアと西欧諸国が続く。それに続くのが留学生受け入れ10万人計画を達成した日本。 アメリカへの留学生を出身国・地域別にみると(2003年度米国際教育研究所調べ)、インドが一位で79,736人、以下、中国の61,765人、韓国の52,484人、日本の40,835人となっている。9.11以降は留学希望者へのビザ発給が厳しくなり、中国と日本は前年を下回っている。 日本への留学生は11万7千人で、これを出身国・地域別にみると(2004年の日本学生支援機構調べ)、中国が66.3%と圧倒的に多い。続いて、韓国の13.2%、台湾の3.5%。日本の留学生の実態はほとんどがアジアの学生、とりわけ、中国、韓国の占める割合が大きいのが特徴といえよう。 20年後にはアジア人学生が留学生の7割を超えると予想され、その潮流に向けて争奪戦が激しくなるものと思われる。中国は留学生輸出大国だ。経済協力開発機構2002年度の調べによると、中国留学生の総数181,684の留学先は、アメリカが63,211人、次いで日本の41,180人、イギリスの17,483人、フランスの17,343人、ドイツの14,070人。欧米志向の中国の学生の中で、日本がアメリカについで第二位の留学先となっていることは特筆すべきだ。 大きな役割を果たす中国の留学生 しかし、中国人留学生による凶悪犯罪が相次いで日本で起こり、中国学生へのビザ発給は極めて厳しくなった。最近は、ビザ申請には、預金残高証明書に加えて、3年間さかのぼった資産形成過程を証明する書類が要求される。大学へ入学する前に日本語学校へ入るケースが一般的だが、厳しいビザ審査により昨年は申請数の20%を下回るビザ発給率だった時期もあり、日本語学校の経営に大きな影響を与えた。 日本に留学を果たした学生からの日本に対する不満は根強くある。その一つは、部屋を借りるときの保証人制度。この制度のお陰で、多くの留学生が苦労している。部屋を借りるには敷金だけで十分なはずなのに、礼金、さらに日本人の連帯保証人も求める、日本のこの悪しき習慣は国際的にも通用しない。一刻も早く、これらを禁止する法律をつくるべきだ。 日本語学校生に対するアンケートによると(日本語学校32校の2003年調査)、「あなたは日本が好きですか?」という質問に対して、「好き」が38%、「嫌いだけど好きになった」が4%、「好きだけど嫌いになった」が15%に上る。また。「日本人から差別を感じたことがありますか?」では、「ある」が35%、「前からある」が25%。日本で学ぶ留学生の日本に対する印象は芳しくないようだ。 |
「日本が好きですか?」 |


