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| 東京に新しい観光スポット ―― 独裁者博物館 ※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局) 世界で初めての独裁者に焦点を当てた博物館がまもなく東京にオープンする。ここには、近代史の独裁者が写真と、民衆を苦しめた証拠資料などとともに展示される。東京の新たな観光スポットとして、大きな話題を呼びそうだ。オープンに先だって、Hiragana Times CIAは館長に独占インタビューをした。 CIA:どのような趣旨でこのユニークな博物館は計画されたのですか? 館長:ご存知のように、世界には人類に大きな影響を与えた人物がたくさんいます。彼らは一般的にヒーロー扱いされていますが、実際は残酷な独裁者がほとんどです。彼らの野望のお陰で、何十万、何百万という罪のない民衆が命を落としました。彼らが英雄などではなく、殺人鬼であったことを記憶にとどめ、歴史を正しく見直す必要があるからです。この博物館は悪人の殿堂といえるでしょう。ここに展示されることはたいへん不名誉なんです。 CIA:どんな人物が展示されるのですか? 館長:世界の大悪人が勢ぞろいしていますよ。まあ、ハイライトはヒトラー、スターリン、ポルポトの三大殺人鬼でしょう。ドイツのヒトラーはユダヤ人600万人を虐殺し、ソ連のスターリンは裁判で処刑した数だけで100万人、就任期間中、強制収容所なども入れると、死亡者は2,000万人。カンボジアのポルポトは毛沢東の紅衛兵をまねて、子供たちに知識層を殺させました。粛清された数は170万人ともいわれています。この他では、イタリアのムッソリーニ、日本の東條、ルーマニアのチャウセスクなど、多くの独裁者が展示されています。 CIA:彼らはどのようにして独裁者になったのですか? 館長:彼らには共通点がありますよ。ヒトラーはドイツ経済を支配している敵として、ユダヤ人に国民の不満を向けさせました。ヒトラーのように、多くの独裁者は大衆を扇動して政権を掌握します。権力を掌握すると、反対する勢力を粛清し、独裁体制を築くのです。裏切りを恐れる彼らは側近を身内やイエスマンで固めます。そして独占したマスコミを活用して神格化していきます。その後は国民を絞り上げ、一族の繁栄をはかるというわけです。独裁者の権力掌握の方法はほとんど同じなのです。 CIA:館長、彼らは政治家ではなく天才詐欺師ということになりませんか? 当時は多くの国民が彼らを崇拝しましたが、国泥棒を崇拝してきたことになりますね。 館長:その通り。でも崇拝するように強要したのは、あきれたことに盗人自身なんです。この博物館は、彼らの悪行を世界の人に知ってもらうために建設されたのです。ここは、博物館というより、一度入ったら永遠に出ることができない刑務所と考えてください。そして、彼らは世界の人々の笑いものとして後世に引き継がれていくのです。 CIA:展示されるのは、すでに亡くなった独裁者だけなんでしょう? 館長:そうです。でも、今すぐにも入れたい現存する独裁者はたくさんいるのですが、われわれに圧力がかかる恐れがあるのでできないんです。 CIA:だいたい誰を展示したいかわかりますよ。まずは、イラク国民を弾圧したフセインでしょう? それに、大量破壊兵器をもっていると言いがかりをつけてイラク戦争を始めたブッシュ大統領。もう一度戦争をすれば、殿堂入りは約束されたようなものでしょう? 館長:いやいや、ブッシュ大統領は、圧制の拠点をなくすと言っています。それに成功し、アメリカが解放した国々の国民に英雄扱いされれば、この博物館にとっては、スーパーヒーローとなり、彼はこの博物館から永遠に追放されるでしょう。 CIA:それじゃ、北の将軍様はどうでしょうか? 館長:姑息な駆け引きしたり、外国人を拉致したりすることしかできない、あの程度の力量ではとても入れませんよ。殿堂入りするには、彼が脅している通り、東京に核攻撃をするしかありません。でもそのときは、彼を展示する前にこの博物館は完全に壊滅されてなくなっていますけどね。 ※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局) |
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