日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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若者の欲望を取り込む大学が誕生!

※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局)

日本では3月が卒業シーズン。少子化の影響で定員割れする大学も出てきそうだ。国から補助金もなくなった今、多くの大学が経済的に厳しい局面に立たされている。一方では学生の学力の低下も問題視されている。こんな環境のさなか、ある風俗関連企業による大学買収計画が密かに進められてきた。すでにその企業の取締役が新学長のポストに就くことが決まり、CIAは新学長にインタビューした。


CIA:新しい体制ではどんな改革が行われるのですか?

学長:ええ、とにかく学生の数がどんどん減っていますからね。学生に魅力のある抜本的な改革をしないと学生は来てくれません。それで、大学にゲームセンターを設置することにしたんです。

CIA:どうしてなんですか?

学長:テレビゲームで育った今の若者は、大学に来ないでゲームセンターで遊んで過ごしているのです。それならば、ゲームセンターを大学の中に作れば、彼らの出席率も高まり、大学にもお金が落ちるから一石二鳥なんです。いいアイデアでしょう? ゲームセンターの次は漫画図書館もつくります。そして、クラブ活動の後に利用できるサウナもつくる予定です。

CIA:大学は学問を教えるところじゃないんですか?

学長:ご存知のように、日本では大学に一旦入学したら自動的に卒業できます。だから、みんな、入学したら大学生活を楽しく過ごそうと思っているんです。勉強する学生なんていませんよ。

CIA:どのようなカリキュラムを設けるのですか?

学長:うちは、禅宗のお寺さんと提携した教育をしますから、カリキュラムがないんです。

CIA:どういうことですか?

学長:今、日本では詰め込み教育が大きな問題になっているでしょう。うちは全く反対の教育をします。ご存知のように、禅は、ひたすら瞑想を通じて人生とは何かを悟ることです。それで、私の学校では、学生に何も詰め込まずに、4年間ただ教室で瞑想させるだけにしたんです。こうすることにより、大学としては教授の人件費が必要なくなり、どこよりも安い授業料を提供できるんです。学生は勉強しなくていいから、大喜びするに違いありません。しかも、瞑想にあきたら、ゲームセンターでくつろげるんです。画期的でしょ?

CIA:親たちはどう思うんでしょうかね。

学長:とても感謝すると思いますよ。

CIA:どうしてです?

学長:うちに来るような学生は働く意欲も、勉強する意欲もないんです。こんな若者が家にいたら、母親は大変ですよ。毎日食事やら、身の回りの世話をすることになってしまうんです。優雅な自分の時間を持つこともできなくなるんですよ。親、特に母親は喜びますよ。大学に行っているといえば世間体もいいし…。

CIA:それじゃ、大学が若者のための託児所の役割を果たしているというんですね? 大学は学生からお金をもらって遊ばせる場所を提供し、反対に、本当の教育はその卒業生を引き受ける企業が給料を払ってする。これって変じゃないですか?

学長:うちの場合はそんなことないですよ。幸い、風俗産業が母体ですから、学生の就職先には困りません。また、大学で遊んだことが仕事に役立つんです。在学中にはおいしいアルバイトがたくさんあるし、親からの仕送りをあまり必要としないんです。

CIA:でも、風俗ワーカーの養成大学と批判されそうですね。

学長:何を言ってるんですか。その認識は完全に間違っていますよ。いいですか、昔は大学に入る学生は、みな優秀で、進学率は数パーセントに過ぎなかったんです。今はどうですか。日本では大学や専門学校への進学率は50%近くになっています。つまり、大学が学生を風俗ワーカーに仕立てるのではなく、昔なら風俗で働く若者を私たちは大学生に仕立てるんです。彼らのレベルにふさわしい教育をするのが私たちの方針なんです。

※Hiragana Times CIA(皮肉冗談局)

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