日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
Hiragana Times Japan-Behind the Scenes
 
HOME日本をもっと知る社会/政治
日本をもっと知る - 社会/政治

日本は20組に1組が国際結婚の時代に!

2003年の厚生労働省の統計によると、日本人と外国人のカップルの国際結婚は36,039組で日本での結婚総数740,191組の約5パーセント、つまり、20組に1組ということになる。2000年の時点では22組に1組だった。日本人の国際結婚は毎年増加する傾向にある。

外国人との結婚のうち、夫が外国人の割合は全体の約2割。国籍別に見ると一番多いのが韓国・朝鮮で2,235組。続いてアメリカの1,529組。以下、中国の890組、イギリスの334組、ブラジルの265組と続く。妻が外国人の割合は80 パーセントで、1位が中国の10,242組、以下、フィリピンの7,794組、韓国・朝鮮の5,318組、タイの1,445組、ブラジルの295組と続く。

国際結婚が増加する背景には、日本国内での未婚結婚年齢男女のアンバランスがあげられよう。現在、20歳以上50歳未満の男性は約1,000万人、これに対して女性は800万人。35歳から50歳未婚の男性は約200万人いるが、子供を持つことを前提とすると、一般的に30歳から35歳未満の女性がその対象となる。しかし、その層に属する未婚女性の数は約100万人。日本人女性だけを対象にすると、30歳後半と40歳代の未婚の男性の2人に1人が、結婚しにくい年齢構造にある。

一方、30歳以上35歳未満の未婚女性の結婚相手としては、自分との年齢差がない男性を求める傾向にある。さらに年下の男性を求める女性も増えている。これに加えて、結婚しなくともよいとする親も増えている。結婚情報サービス「オーエムエムジー」が、25歳から39歳の同居の独身の娘を持つ母親を対象に行った調査によると、71パーセントが「理想の相手がいなければ、子供は結婚しなくともかまわない」と答えている。このように日本にはパラサイトシングルを容認する風土がある。国際結婚増加の最大の要因は、30歳後半と40歳代の未婚の男性の結婚が厳しくなっていることにあるとみられる。

男性が下方結婚、女性が上方結婚を望む
日本人の国際結婚の特徴は二つある。一つは相手が韓国・朝鮮、中国、フィリピンと近隣諸国が多いこと。これには地理的、歴史的な関係、ブラジルが目立つのは日系人が日本でたくさん働いている関係による。もう一つの特徴は、日本人の夫と外国人妻の割合が8割と圧倒的に多いことだ。夫が外国人の場合、近隣諸国を除くと、アメリカ人が圧倒的に多い。これは戦後の日米の良好な関係、また、日本にアメリカの基地がたくさんあることから生じていると思われる。

日本に限らず、国際結婚では男性が下方結婚、女性が上方結婚を望む傾向がある。つまり、男性は学歴、収入、身長など自分より下の相手を、女性は反対に上の相手を望むということだ。日本でも一頃(1980年代後半)、「3高」という言葉がはやった。学歴、収入、身長の高い男性を意味する言葉で、それを結婚条件とする女性が多かった。

統計からも、年収の低い男性の未婚率は高く、年収の高い女性の未婚率も高いことを証明している。収入の少ない日本人男性でも、途上国から見れば高収入で、途上国の女性にとっては、条件をかなえてくれる男性と見られている。日本人女性は欧米人との国際結婚願望が強い。

国際カップルの離婚率はどうなのか。厚生労働省の2003年の統計によると、日本人同士の離婚率が38パーセントなのに対して、国際結婚カップルは42パーセントとやや高い。夫が外国人の場合は39パーセント、妻が外国人の場合は43パーセントとなっている。

■記事リストへ戻る

Copyright (C) 1998-2008 YAC Planning Inc. All rights reserved