日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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Q. 天皇と将軍の違いは何ですか?

質問者:質問者:ジェフ(イギリス)

A. 日本の天皇の歴史は2000年以上にわたります。天皇の英語訳が皇帝を意味する「エンペラー」となっていますが、「キング(国王)」と訳されるべきだという意見もあります。時代により天皇の役割は異なりますが、独裁的な権力者というよりも、ローマ法王のような精神的な統治者といった方がふさわしいからです。

将軍を簡単に言えば、天皇から統治を委託された者となるでしょう。将軍の正式の名称は「征夷大将軍」で、もともとは大和(近畿地方)にあった朝廷から、当時蝦夷と呼ばれていた東北地方を征服のために派遣された軍隊の長に与えられた称号でした。当時の東北地方の住民は異民族視されていたのです。

1192年に武士の源頼朝が鎌倉に幕府を開いてからは、軍事的な権限だけでなく政治的な権限も預かることになりました。日本の政治を実質的に動かす権力をもった初代の将軍が誕生した歴史的な出来事です。これ以降、天皇は政治から遠ざけられ、将軍の専制政治が1868年の明治維新まで続きました。

その後は再び天皇が統治する時代となりましたが、1945年に第二次世界大戦で日本が敗れてからは、天皇は政治からはずれ、日本の象徴としての役割を担うことになったのです。

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