日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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日本をもっと知る - 風刺

彼女はイギリスへ英語を勉強しに行ったはずだったが…

先月、私はイギリスへ行った。そのとき、英語を勉強しに来ていた日本人の若い女性と話をする機会があった。「一年いるんですか。それじゃ、ずいぶん英語を話せるようになったでしょう?」と私が英語で聞くと、彼女は日本語でこう答えた。「そう言われると、つらいんです」。「なぜですか?」

彼女の話を要約するとこうだ。彼女は英語がまったくできなかったが、イギリスに来れば英語を話せるようになると思ってやって来た。だが、現実は違っていた。実際は英語学校へ行っても、先生が何を言っているか全くわからない。ホームステイ先の家庭でも話すことができないから、親しくもなれない。むろん、イギリス人の友達はできない。

一人でやって来た彼女は、淋しいし、生活する上での情報も欲しいからどうしても意思の疎通ができる日本人と話すようになる。彼女のような人は日本全国からたくさんやって来る。結局、日本人同士で固まり、毎日日本語で話すようになるという。

「英語を学びに来たんですが、関西弁や東北弁を習得してしまいました」と彼女は苦笑し、続けた。「一年もイギリスにいますから、家族や友人は私が英語をぺらぺらに話せると思っています。このままでは帰れないんですよ。それで、アルバイトをしながら滞在をのばしているんです」。

「それで?」、「でも英語ができないから、日本人観光客相手のお土産屋で働いているんです。それで、英語の代わりに日本全国の方言すべてを覚えてしまったんです」。

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