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| 女性が本当に欲しているものは? ベリンダ・ホブスさん 挫折感を持つ多くの男性たちがずっと、このとても興味深い問いを投げかけてきた。おそらく一番いい方法は、女性が読む本を知ることだろう。それを聞くにはハーレクイン社の新マネージング・ディレクター、ベリンダ・ホブスさんより最適な人はいないだろう。 「女性はお金持ちや地中海のヒーロー、悪党を更正させたり、醜いアヒルが王女様に変わったりする物語に夢中になる」と、オーストラリア生まれのベリンダさんは語る。彼女は1995年以来、シドニーとトロントのハーレクイン社で働いてきた。「とても魅力的なこれらの作品は世界中で人気があります」とベリンダさん。「日本も同じです。このタイプの物語はどんな言語でも、みなさんの心を溶かし、夢を見させてくれるのです」。 ハーレクイン社の売上は誰もがうらやむほどである。2003年には世界で1億5千3百冊を売った。1秒間に5冊以上売ったことになる。日本での50万人を含め、1年間に5千万を超える女性がハーレクイン社の作品を読んでいる。 トロントに本拠地を持つこの会社は25の言語で出版され、130カ国で販売している。1949年の創業以来、世界で45億冊という信じられないほどの数を出荷した。ロマンス・ジャンルの人気上昇の波にのり、ハーレクイン社の効果的なマーケティング手法があいまって、ロマンス小説の売り上げは1970年の3百万冊から、現在では世界での年間合計が1億5千3百万に膨れ上がっている。 日本でロマンスの認知度を上げた「冬のソナタ」 この巨大なグローバル企業の日本法人マネージング・ディレクターとして、ベリンダさんは一体何をしているのか?「日本全体のビジネスに責任が課せられています」とベリンダさん。「それは収入と利益、ブランド・イメージ、商品、人材育成などです。私の日課は、セールスチームと印刷部数についての話し合いや新しいプロモーションアイデアや、装丁や表紙の承認、編集戦略までさまざまです」。 比較的若いオーストラリア人女性のベリンダさんは、この業界では目立つ存在だ。「私は日本の出版業界ではまれな存在だと思います」と彼女。「私と会った多くの人は初対面で少し驚いた顔をします。でも、私が長い間ハーレクイン社で働き、出版業界に精通し、皆さんと同じ目標を持っていること(すなわち、もっと本を売りたいということ)を知ると、みなさん協力してくれます」。 日本の市場で多くの外資系企業が失敗することを考えれば、ハーレクイン社が25年も日本で活躍しているのはすばらしいことだ。「まだ翻訳フィクションが出回っていない頃に市場に参入し、女性のみにターゲットを絞り、日常の中で手に入れられるエンターテイメントを提供してきました」とベリンダさん。「多くの日本人読者から理想的な恋愛と西洋の恋愛模様が最も惹かれる点だと聞いています。恋愛は国際言語と言われると陳腐に感じますが、すばらしい恋愛小説は地域ごとの特色に合うように、あまり変えなくとも、世界中で愛されることができるといえます」とベリンダさんは付け加える。 そうであっても、日本人の読者には独特の傾向があるので、それらは選本過程に反映される。「日本人女性はアラビアのシークや地中海のヒーローの恋愛物語が好きですが、病院や田舎のアメリカ人の設定は好みません」とベリンダさんは説明する。ハーレクインの表紙に妊娠中のヒロインや、医師、赤ちゃん、子供を描くと、大体平均以下の売り上げになるとも、付け加えた。 日本で爆発的人気の韓国テレビドラマ「冬のソナタ」は読者を増加させたのだろうか?「一般的に恋愛をより認知させ、エンターテイメントの主流にさせたと思います。ハーレクイン社にとってはいいことづくめです。どんな形であれ、冬ソナ現象がエンターテイメントの一つとして恋愛に対する人々の考えを変えることができればいいですね」。 流通、価格、品質が爆発的人気の鍵 日本の恋愛小説市場とベリンダさんが働いていた国々の市場間の大きな違いは何なのだろうか?「実際の製品や本のマーケティング、あるいは読者層に大きな違いがあるというより、大きな違いは流通と配送から生じます。私は4つの大陸の読者に会いましたが、言葉や細かいことはさて置き、世界の読者層に共通点があることに驚いています」。 日本でのハーレクイン社の未来についてどう思っているのだろうか。「私は集中的に、昨年は作品、パッケージ、流通過程の改革を積極的に進めてきました。今年はブランドイメージの向上や新規読者をターゲットとした商品、またハーレクイン社の発展に力を注いでいきます。本の形態だけでなく、オンライン、携帯、漫画、テレビドラマ…可能性は無限です」。 そう、男性のみなさん、これでお分かりになったでしょう。女性はロマンスを求めている!
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