日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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アメリカの漫画革命の先導役東京ポップ

東京ポップCEO スチュウアート・リービーさん

外国人が日本に来て驚かされるものの一つは日本のビジネスマンが漫画を読んでいる光景だ。漫画は子供たちのものではないのか? 日本では違うのだ。「コミック」の日本語訳の漫画は、日本で大きなジャンルとなっているばかりでなく、急速に世界的な現象となっている。

もしあなたがそれに感銘を受けているなら、統計を見るまで待っていただきたい。漫画は日本で売られている本のおよそ3分の1といわれ、出版調査協会によると漫画雑誌と漫画ペーパーバックスの収入は2002年に5,000億円以上に上る。漫画は雑誌と本を合わせると全出版産業の売上の22%を越える。

この熱狂の火付け役は、鉄腕アトム、ジャングル大帝、リボンの騎士など愛すべき有名な主人公を創り出した日本の伝説的漫画家、手塚治虫の超人気作品だ。それと、日本のアニメーション特有の「大きな目」スタイルを描く背後にいる漫画家による。ドラえもん、ドラゴンボール、アンパンマンなど誰でも知っている名前は、一連のその他の漫画や主人公に日本中の本屋の棚を占領させる道を切り開いた。日本国外の人たちが漫画狂になるのは時間の問題に過ぎなかった。

アメリカの出版産業で最も成長する分野-漫画
東京ポップCEOのスチュウアート・リービーさんをご紹介しよう。東京ポップは1996年に創立された、北アメリカの大手漫画出版社で、アメリカの出版産業で最も急成長する分野の最前線にいる。何百万という本を出版し、何百という版権契約を持ち、オリジナル本、ビデオ、音楽作品を所有している。東京ポップは、ラブひな、ちょびっツ、レイヴ、イニシャルD、GTO、バトルロワイアル、カウボーイビバップなどのヒット漫画を出版している。

ロスアンゼルス生まれの者が、日本人に占有されている産業にどのようにして参入したのだろうか? 「私が駆け出しの頃に日本に行きましたが、その文化と人気のエンターテイメントにとりこになりました」と、スチュウアートさん。「これらをアメリカに持ちかえり、ヒップポップやストリートカルチャーのように流行らせることができるのではないかと感じたんです。それで、20代の半ばで、私の貯金すべてをこのニュービジネスにつぎ込みました。最初は1円もない状態でしたが、運よくうまくいきました」。

成長の過程で最大の障害は、やることが多すぎることだとスチュウアートさんは言う。「最初は、何でもやりました。巨大なプロジェクトを請負いましたが、それは、一つのことをやり遂げる能力をそぐ結果になりました。ペースを落とし、同時にいつの日か東京ポップを立ち上げることにしたのです」。

日本では漫画を読む比率はだいたい男女半々だが、アメリカのマーケットは少女の比率が高まっている。女6割、男4割で、13歳から24歳の範囲。どうして女のファンが多いのだろうか。「それは、今、アメリカで発売されている漫画の内容によるところが大きいです」と、スチュウアートさんは説明する。「愛や人間模様についてのドラマチックなストーリーの題名に、より焦点があてられています。それに加えて、この若い世代、10代、子供たちは絵に共鳴します。彼らはテレビゲームで育ちました。日本のゲームは最も人気のある一つです」。

多くの会社が、高い株価やトッブ販売製品を成功の証として挙げるが、スチュウアートさんの最大の特色は、実際にはとても小さいが、とても意義があることをしていることだ。スチュウアートさんは空港を歩いているとき、10代の男の子が本を読んでいるのを見かけた。「それが英語の漫画であることに気づきました。私の好奇心が頂点に達し、少し近づいて見ると、それは東京ポップの漫画でした。私の人生で最高の出来事でした」と、スチュウアートさん。

漫画の世界的成長を反映して、東京ポップはブームを迎えている。「私が始めてから、毎年、倍に成長しています」と、スチュウアートさん。「『衰退』は避けられないことを知っていますが、私のビジネスは力強さを維持しています。私たちの目標はエキサイティングでクリエイティブなエンターテイメントを提供する会社として世界的に知られる――東京ポップ――のブランドを築くことです」。

東京ポップ
http://www.tokyopop.com

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