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増え続ける「オレオレ詐欺」

今年、急増したのが「オレオレ詐欺」。手口はこうだ。犯人は誰かの家に電話を入れる。母親やおじいさんやおばあさんが出たら「オレだよ。オレ…」と息子を装い、おどおどした声でいう。電話に出たものが「○○かい?」と、息子や孫の名前を言うと、「そうそう」と答える。

声が少し違うと不審がると、風邪をひいていると答える。そして、話をでっち上げる。自分が交通事故、あるいは事件に巻き込まれているから、至急お金を振り込んで欲しい。すぐに振り込んでくれなければ大変なことになる、などと言う。電話に出たものは、自分の息子や孫に危害を加えられることを恐れて、お金を振り込んでしまうというものだ。その金額は数十万円から数百万円だ。

第三者からは、息子や孫の声がわかるのではと思えるが、電話だと声の音域が狭くなり、通常の状態でも見分けにくい。その上、風邪をひいていると言われ、さらに、緊急事態ということで、平常心を失っている被害者は信じてしまうという。

最近は騙し方も手が込んできた。警官や弁護士、保険調査員などが登場し、いかにも真実であるかのようにグループで芝居をする。今年はすでに100億円を越える被害が出ている。テレビで行われたあるアンケートでは、10人中3人が自分、または知り合いが被害にあったという結果が出た。

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