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よちよち歩きする風変わりな盆栽 日本で起きる変化はカタツムリよりゆっくりしたものと思うなら、田嶋リサさんに抜かれないように気をつけたほうがいい。「伝統的な盆栽も、一風変わった盆栽も、とてもかっこいいと思うわ」と、いにしえ芸術の熱烈なファンは言う。関東生まれの彼女は、1999年に伝統的な盆栽を学んで以来、ルールを破り楽しんできた。 リサさんはアメリカの大学に通った後、日本に戻り、ラジオのDJ、テレビ番組のホストなどをした。その後、盆栽の世界に飛び込み、伝統的な盆栽を学んだ後、彼女が「ポップボンサイ」と呼ぶ、独自のあっと驚くスタイルを編み出した。 ポップボンサイは、伝統アートを取り入れたホットな、新しいフリースタイルで、今、注目されている。伝統的な盆栽には多くのガイドラインがあるのに対して、ポップボンサイではルールブックは捨てられ、製作者が自分の発想を自由に表現して、成長させてもかまわない。 「ポップボンサイは現在、生きている人達のためのものです」とリサさん。「ポップボンサイは自分自身を表現することに重きが置かれています。自分のボンサイをつくれば、ペットや友達のようになります」。リサさんのポップボンサイの多くは脚のついた手作りの鉢で育てられ、どこから見ても生き物のようで、今にもドアの外に歩いて行きそうな感じだ。 「私は新しいスタイルの盆栽を作ることが本当に楽しいんです」と彼女。「今日はとてもいい形をしていても、数ヵ月後には変わっているんです。木を成長させる方法は、伝統的盆栽も、ポップボンサイも同じです。違いは、どのようにボンサイと遊ぶか、手を加えるか、です」。 伝統的な盆栽の世界で私は宇宙人でした リサさんの作品に対してさまざまな反応が寄せられる。「伝統的な盆栽業界の人の中にはポップボンサイを好きな人もいれば、嫌いな人もいるでしょう。ロックが好きな人がいれば、嫌いな人もいる、音楽のようなものです。みんなが私を好きになることは期待していません。ただ、互いに尊敬し合い、アイデアの交換ができなければ、伝統的盆栽の人達とは親しくなれません。私に会う前には、盆栽を習おうと考えたこともなかった若い日本人が、今は、私にできるのであれば、自分達にもできると思っています」。
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