日本をより理解するための傑作記事(ひらがなタイムズ誌面より)
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語学学習を熱狂させるアクション・スポーツ

SAM ARNOLD TENNIS ACADEMY(SATA)
サム・アーノルドさん

2000年のシドニー・オリンピック以来、オーストラリアのスポーツ選手は信じられない程の飛躍を果たしたが、大統領とテニスをしたと言える人はあまりいないだろう。そう言えるのはサム・アーノルドさん。

アデレード生まれのサムさんは1990年の世界テニスプレイヤートップ500に入っていた。今は、東京世田谷の大きなスポーツクラブ「SAM ARNOLD TENNIS ACADEMY(SATA)」のディレクター。来日する前の1999年、彼はロスアンゼルスで金持ちや有名人のテニスコーチをしていた。サムさんはビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュアメリカ大統領や、俳優のダスティン・ホフマン、ジェイソン・プレストリー、ジェーン・セイモアとプレイしたことがある。また、メル・ギブソンの子供にコーチをしたこともある。

34のテニスコート、2つのインドア・バスケットコート、野球場、プール、エアロビクス/ウエイトリフティング・スタジオ、SATAはフィットネスを求める人に十分すぎるほどの施設を提供している。バレーボール、水球、スカッシュ、バドミントンも、毎日センターにやってくる350〜400人の常連客のメニューになっている。

「SATAに入会することは、新しいスポーツを学ぶためだけではありません」とサムさんは説明する。「アカデミーで最大の特典は違う文化をもつ人たちが混ざり合って、一緒に楽しむことです。週日はたくさんの日本人大学生や若者が通い、週末にはたくさんの外国人がやってくるので、ときどきオーストラリアにいるような気になります」と笑いながら言う。

「多くの日本人が海外へ行きたがりますが、SATAへ来ることは、大切な連絡先を得る、とてもいい方法です」とサムさん。「日本人はコミュニケーション技能を高めるために参加し、外国人とまじり合うことを学びます。外国人の多くは大使館員、医者、弁護士、その他の分野のプロです」。

スポーツがネットワーキングの機会を開いてくれる
一方、外国人は友達を見つけたり、コミュニケーションをとるためにアカデミーにやってくる傾向がある。サムさんはこう続けた。「このクラブがとても役立つと思っています。なぜなら、日本人の常連客は英語を学ぼうとしていて、異文化コミュニケーションの雰囲気があるんです。どんなレベルのスポーツ能力、コミュニケーション能力の人も、他のメンバーとうまくやっていける人なら参加できます。私達はバイリンガル・クラブとしてプロモートしています」とサムさん。

テニスとバスケットボールが予約の80パーセントを占めているが、もう一つ知られていない特典がある。「SATAはJBL(Japan Basketball League)の下部クラブになっているんです」とサムさんは発言する。「彼等はスカウトを送り込んできて、チームメンバーになれる選手をチェックしているんです。だから、一生懸命やってください。上手なら、入団をすすめられることもありますよ」。

アカデミーにくる人の主な理由は、フィットネス、他のメンバーとの交流、コミュニケーションだ。ネットワーキングも大きいとサムさんは言う。「ここで出会って、互いに取引をしているメンバーもたくさんいます」。もう一つの大きな特典は会費がとても安いことだ。「日本へ最初に来たとき、多くのスポーツクラブが10万円という法外な入会金を取っているのを見ました」とサムさんは思い浮かべる。「ここは入会金が4,000円のみで、セッション料はテニスが4,000円、バスケットが2,000円です。一週間前に予約すれば、いつでもプレイできます」。

サムさんは、同じようなアカデミーを香港、ロスアンゼルスでも経営し、2005年にはシンガポールにも新しいセンターを開く。「ひとつのクラブに入会すれば、他の場所でもプレイできます。クラブが発展するに連れ、ネットワークの可能性は高まります。それは、日本人を異なった人々と交流させることでもあります」。

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