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| 携帯利用者のニーズをとらえ、急成長 株式会社ディー・エヌ・エー 今、「モバゲー」と呼ばれる携帯サイトが人気だ。2006年登場以来、わずか2年で会員は1,000万人を超え、今なお会員数を増やし続けている。サービスを提供しているのは株式会社ディー・エヌ・エー(南場智子代表)。 1999年に設立した当時は、インターネットのオークションおよびショッピング・サイト「ビッダーズ」を運営していた。そこで培った技術をもとに2004年、携帯専用のオークションサイト「モバオク」(モバイル・オークション)を開設。2005年には、東京証券取引所マザーズに上場した。 そして、ゲームサイトに人気があることに着目し、モバゲータウン(モバイル・ゲーム・タウン)を誕生させる。これは、高品質ゲームを無料で楽しめるサイトだ。成果報酬型の広告による収益を出すことで無料化が実現した。手軽に楽しめるミニゲームから本格的なリアルタイム対戦ゲームまで、150種類以上のゲームが楽しめる。 モバゲータウンは、検索もでき、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やブログと同様の機能も持つ。口コミで、中学生・高校生の間で爆発的に広がり、2007年のテレビCMをきっかけに20〜30代のユーザーも増えた。 人気の理由について、広報担当の田中聡さんはこう話す。「楽しく、かつ使えるサイトであるという点が受け入れられたのでしょう。お客様からの楽しい!という声が一番嬉しいです。要望もたくさんいただきます。南場代表は常に『社内を見ないでユーザーを見て動け』と言います」。 すさまじい勢いで会員が増えているため、システムをつくる技術者はサーバーの増設に走り回っている。一方で、サイトには非常識な書き込みなど、秩序を乱すユーザーもいる。DeNAでは、サイトの監視員数を100人から350人に増やすなど、トラブル防止をはかっている。 2008年3月の業績データによると、売上高は290億円で、前年度の2倍。モバゲータウンの充実化をはかりながら、同時に新規事業も新たな収益の柱にするべく挑戦が続いている。中高年向けSNSサイト趣味人倶楽部、ウェディングの口コミ情報を交換する「みんなのウェディング」など20近いサービスを行っている。 海外分野では、携帯電話加入者数5億人の中国市場に参入した。モバゲータウンを中国のユーザーが利用しやすいように改良し、2007年よりサービスを始めている。また、アメリカには子会社を設立し、現在、市場調査を行っている。2008年内に英語圏でのサービスも開始する予定だ。 DeNAは、日本の森を少しでも豊かにするため、「アファンの森(C.W. ニコル・アファンの森財団)」に貢献している。お客にサービスを楽しんでもらい、結果的に世の中のために役立つことを設立当時から考えていた。赤字の頃からファッションショーやフリーマーケットなどのリサイクル・リユースを楽しめるイベントを年2〜3回開催し、売上をアファンの森へ寄付している。また、社員は実際に長野県にある森へ足を運び、森再生のために汗を流す。
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