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一目ぼれではなかった

伸枝&スティーブン

「私が初めて伸枝に会ったとき、彼女には特別なものを感じましたが、一目ぼれではありませんでした」と、東京のリサーチ会社に勤めるアメリカ人のスティーブンさんは言った。彼は2004年に東京で開かれた大学院の同窓会で、今は妻となった伸枝さんに出会った。

「伸枝は私のことを母親にはいろいろ話していましたが、父親には私が玄関に現れる2時間前まで何も話していなかったのです」と、スティーブンさんは、去年の10月に初めて伸枝さんの両親に会ったときのことを思い浮かべた。「明らかに彼女の父親は驚いていましたし、私もその状況に自然と神経質になっていました。でも、しばらく話しているうちに、みんなが心地よい状況になったようです」。

二人が日本に住むことは難しいことではなかったのだろうか? 伸枝さんが想像していた問題は何も起こらなかったと言う。「私はアメリカで学んで働いていたので、特にキャリアウーマンとして、日本での逆カルチャーショックを心配していました。でも、何の問題も起きませんでしたし、キャリアウーマンとしても困難なことに直面しませんでした」。

しかしながら、家族のことを考えると、難しいことがしばしば起きる。伸枝さんの両親は、娘が日本から出て行くのを心配していた。スティーブンさんの両親も同じような心配をしていた。このストレスを和らげるため、CEOでやり手の企業家の伸枝さんは、自分の故郷にビジネスを広げる計画をし、東京、愛知、アメリカの間をいつでも行ったり来たりできるように築く予定だ。「これは二人の両親の近くにいるための、解決策のひとつであるかもしれません」と、彼女は言う。

伸枝さんは支えあうことが大切だという。「自分の会社を設立したばかりのとき、私はかなり不安定になっていました。スティーブンはいつも私の話を聞いてくれて、私を強く抱きしめてくれました。そんなとき私は彼にとても感謝していました。彼なしには私はこれらの困難を乗り越えることはできませんでした」。

将来の計画も、問題のひとつだった。「国際結婚でないカップルも含めて、これはみんなに起こることだと思います。だけど、私たちは異なった国の出身ですので、将来どこへ行き、何をするかはかなり複雑な問題です。私たちはこのことについてよく話しますが、いつも計画は変わっています」。伸枝さんは言う。異文化や問題を語るときには、相手に「敬意」を表すことがもっとも大切であると。「敬意の気持ちがあれば、ほとんどの問題に打ち勝つことができます」。

「伸枝といる毎日は楽しいですが、一番忘れられないのは旅行に行ったときですね。たとえば、ユタ州のキャニオン・ランズ国立公園の5,000フィートの大地の頂上から雷を伴った嵐が近づいてくるのを見ていたときです」と、スティーブンさん。二人に起きた最も奇妙な出来事のひとつは、インドでの伸枝さんの友人の結婚式に参加したときだと伸枝さんは言う。「私は着物を、スティーブンはゆかたを着ました。式には800名を超える人が参加していましたが、私たちは注目の的で、来賓のようでした。私たちへの反応はおかしかったです。スティーブンが日本のゆかたを着ていたことにみんなびっくりしていました」。

国際結婚は、特に両親が病気になり子供が面倒を見たいときには難しいと伸枝さんは言う。「両親と離れることが多くの人にとって問題です。でも、国際結婚にはよいこともたくさんあります。異なるバックグランドを持つパートナーと共に考えを広げることができ、楽しい人生を送ることができます。それは、すばらしいことです!」

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