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フランス系ブラジル人と日本人のカップルは英語が共通語だが…

ジャン&有里

多くの外国人と同じように、ジャンさんは日本の文化に強く魅かれていた。フランス系ブラジル人の彼は2001年10月に初めて日本を訪れた。それは日本の映画、漫画、一般的な文化に対する彼の欲望を満足させるためだったが、望んでいた以上のものを得てしまった。

ジャンさんは日本滞在中のある土曜日の夜、外国人たちが出会う街、六本木へ行った。そこで彼は未来の妻となる有里さんと出会った。二人は夕食のときに再び会い、その後三回のデートを重ね、フランスで再会する約束をした。それから12月に有里さんはパリへジャンさんを尋ね、2ヶ月後には彼が有里さんの家族に会うため日本へ来た。それは有里さんが彼と一緒になるため、荷造りをし、翌月にフランスへ引っ越す前だった。

二人はパリで部屋を借り、ジャンさんは良い仕事につき、4年間を過ごした。「でも、私たちはパリで子供を育てようとは思いませんでした。その理由は、いろいろな問題がありましたし、安全なところではないからです」と、ジャンさんは言う。2004年、二人は結婚した。その後一年間自分たちの将来について話し合い、その結果フランスを離れ、東京で家庭を築くことに決めた。

2006年、日本へ戻ったが、一番の問題は、ジャンさんの仕事のことだった。「私の日本語は完璧とは言えないのです。フランスではテレビ局の技術者でしたが、日本で同じような仕事を見つけることはむずかしいことです。5ヶ月間は仕事が見つかりませんでした」。彼の日本語もうまくなり、有里さんはすぐに良い仕事についたが、二人で生活できる余裕はなかった。そこで、ジャンさんにきちんとした仕事が見つかるまで、彼らは有里さんの家族と一緒に暮らすことになった。ジャンさんは初め、フランス語を教えることを望んだ。「でも、私の生徒のほとんどが英語を習いたがりました。だから、私は今、主に英語の先生をしています」。

このような問題を解決するには、お互いに理解しあうこと、そしていつでも助け合い、励ましあえる状態にいることが大切であると、ジャンさんは言う。「私たちは異なる文化をそれぞれ持っているので、どんな場合にも2度考えなければなりません」。

国際カップルのほとんどは2ヶ国語で生活するが、ジャンさんと有里さんは3ヶ国語だ。「もう一つの問題として――私たちが出会ったときは英語を話さなければなりませんでした。しかし二人ともこの外国語は使いたくなかったのです。そこでフランスにいるときは、有里はフランス語をいちから習い始めました。英語は一年も使いませんでした。今は彼女が働いているので、私が日本語を習い、新しいキャリアを作っていく番なのです」と、ジャンさんは言う。

国際結婚の良いところは何かとの問いに、ジャンさんはこう答えた。「新しい生活様式や新しい文化を学ぶことは、自分の文化をもっと理解するように手助けしてくれます。私が日本の国とその文化を知ったとき、比べたり、考えたりして、世界には同じことでもいろいろなやり方があるのだと気づきました」。

彼らのような結婚について読者の皆さんにあげられるアドバイスは? 「どんな問題にも解決策はあります。異文化の国の人と一緒になることは、かなり危ないことかもしれません。身体的にも精神的にも自分と違う人を知ることは、とても素敵なことです。しかし、そうするには、広い心を持ち、寛容で、忍耐強いことが必要です」。

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