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私は彼と会ったその日に心を奪われたけれど…

「私は彼と会ったその日に心を奪われたけれど、彼は何の行動も起しませんでした」と、東京在住のドイツ人女性、アンドレアさんは、日本人の夫、亨さんと初めて会った日のことをこう語る。「結婚後、彼もそのとき何かを感じていたけれど、どう表現していいかわからなかったと言いました」。彼等は1997年に付き合い始めた。1年後にアンドレアさんはハンブルグから大阪へ転勤となり、亨さんも東京から大阪へ転勤となった。「私が勤めていた会社(パナルピナ)が亨の会社(キャセイ航空)の顧客だったので、私達は出会うことになったのです」。彼等は1998年に結婚した。

アンドレアさんは、日本に住む他の外国人女性と同じように、苦労をした。「まず、率直さが日本では通用しないことを理解できませんでした。それがストレスになりました」と、彼女は言う。「次に、グループ行動の心得。たとえデイケアセンターでも、母親達はグループを作ります。『そこの一員』になり、仲間でいられる努力をしなければなりません。一度仲間から外れてしまうと、センターやカリキュラムについての、小さいけれど重要な情報が得られにくくなります。そして子供は少しずつ孤立してしまいます。仲間になっているには、すべての活動に参加し、そこの一員になっていることを確かめることです。疲れますね」。

3度日本に住むことになったアンドレアさんは、強く言えるようになったと言う。「あなたはあなたのやり方で、私は私のやり方にしましょう。どちらの方法もOKよ」と。「ドイツではかなり各自が自由にしていましたが、日本では皆同じことをするので、自分だけ違うことをするのは、ときには大変です」。彼女が直面するもう一つの問題は、正しい敬語の使い方を知らずに日本人を怒らせてしまうことだ。「一般的に言えば、日本の生活での私の問題は、私を助けるべき立場にある亨の問題になります」。

しかし、困難なことばかりではなく国際結婚には良い面もある。二人は日本の少子化傾向に反発し、今では5人の子供がいる。子供たちが生きがいの一つでもあるとアンドレアさんは言う。「子供たちはすばらしい宝物です」。

多くの国際カップルが口をそろえて言うように、もう一つの恩恵は、退屈な時間がないことだとアンドレアさんは言う。「飽きることがないですよ。毎日いろいろなことが起きています。日本では外国人の私と、外国人と結婚した日本人の亨は、そこで生きていかなければならないのです。それって、すばらしいチャレンジでしょ! 一番いいことは、私が日本では外国人だから、この状態がずっと変わらないことです。その他では、二つの文化がある家庭に住めるチャンスがあることね。私達は二つの文化の一番いいところを吸収できます」。

国際結婚について、よく笑いなさい、とアンドレアさんはアドバイスする。「違いは笑い飛ばしなさい、それをけんかの原因にしないこと。誰が正しいか、悪いかの問題ではありません。どうしたら本当の自分でいられるかです。日本人は自分を曲げてまで国際的になる必要はないし、外国人は特別な努力をして日本人になる必要はありません。互いに受け入れるスペースは十分持っています」。

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