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すべての逆風を乗り越えるカップル

20年ほど前、アメリカ人のロンダ・カルバーさんは東京にある横田空軍基地で働いていた。「横田で4年間働いた後、日本に滞在するか、アメリカへ戻るべきか決める必要があり、その助言をもらうために、ニューヨークにいる父親に会いに行きました」とロンダさんは当時を思い出す。

「私の父の趣味は自家用飛行機で飛ぶことです。家にいたとき、飛行するため父と飛行場へ行くと、友人でもあるパイロット教師から、私が日本に戻ったら東京にいる友達にカードを持っていってくれないかと頼まれました。そのとき、父は『オー、ヒロオ。彼のことをすっかり忘れていたよ』と叫びました。日本に戻ると私は、ヒロオに電話をしました。彼はとても驚きましたが、次の日に会うことになったのです」と彼女は説明する。

間もなくして二人はデートをするようになった。「双方にとってとてもラッキーでした」と彼女。「ヒロオの母親は、彼が結婚することだけが楽しみで、相手は誰でもかまわなかったのです。私の父親も、もちろん大喜びでした」と彼女。

二人が結婚を決意した後、博夫さんは自分の家族にどのように伝えていいかわからなかった。「ゴールデンウィーク中に彼は家族に会いに行こうと思っていましたが、私たちの関係を知らない彼の姉は、密かに日本人女性との見合いデートを手配していたのです。ヒロオは何が起こるのか分かっていましたが、私は恐ろしい一週間になると思いました。ある週末に姉が東京にいるヒロオに会いに来ることになりました。そのとき私はほとんどのものを持ち込んでいましたが、それらを元に戻し、友達のところに居ることにしました。私にとっては嬉しくない状況でした」とロンダさん。

「それでですね、姉はアパートにやってきて、弟を見て言いました『博夫、この部屋はきれい過ぎるし、女性のアパートのような匂いがする。どうしたの?』。それで、彼はとうとう二人が結婚することを白状してしまいました。姉がすぐに母親に電話を入れると、母親はみんなに電話しました。母はとても喜んでいました」。

語学や住居など、国際結婚したカップルが直面する普通の問題のほかに、ロンダさんと博夫さんは他にも大きなやるべきことがあった。「まず最初は、私が日本に住んでいたとき、日本人の子を養女にしたことです」とロンダさん。「ヒロオに会ったとき、私の娘、愛は二歳になっていました。だから、彼が私との結婚を決意したときには、外国人の妻と日本人の養女を持つことになったのです。彼はもちろんすぐに愛の父親になってくれました。愛は100パーセント日本人に見えますから、ほとんどの人は彼の娘だと思います」とロンダさん。

「私たち自身の家族を持つことにもストーリーがありました。私は12回妊娠しましたが、すべて卵管妊娠でした。最後の妊娠の後、医者は最後の卵管を取り除くとき、私に言いました。私が体でロシアンルーレットをしていたと。そして、試験管妊娠をすすめたのです。私たちは荻窪のクリニックを紹介され、とても幸運でした。二回目で息子の博紀を授かることができたのです」。

「あなたの国のやり方で物事をすすめることが必ずしも正しいとは言えないことを忘れないでください」と、ロンダさんは国際結婚を考えている、あるいはすでにしている読者にアドバイスする。「日本のシステムはここでは数千年もの間、機能しているのです。時には理不尽なこともありますが、あなたの国のやり方もまた事態を改善できないかもしれません。ほとんどが妥協です。自分の気持ちや必要なことを話す事を恐れないでください。話す事がむずかしければ手紙を書いてください」。

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