■国際結婚情報
国際結婚情報
国境を交換したカップル
遠距離恋愛の物語はしばしば外国での生活の中で始まり、帰国してからは遠距離恋愛で我慢をよぎなくされる。
ブラッドリィ・ロブさんと阿久津真弓さんの物語はまさにそれで始まったが、多くの遠距離恋愛にはない――アメリカ人の彼が日本に住んで英語を教え、日本人の彼女がアメリカに住んで日本語を教える――状況が続いている。
ルイジアナ州ハーモンド出身のブラッドリィさんは福島県郡山市で英語を教えるために昨年4 月に日本にやってきた。一方の真弓さんはオレゴン大学で心理学を学ぶためにオレゴン州のユージンに7 年間住んでいた。日本語教育の修士課程を修了させるために今もオレゴンに住み続けているが、同じ大学で日本語を教えてもいる。
ラブストーリーはブラッドさんが小さなお店に入り、お店のオーナーとの気軽な会話を交わしたことから始まった。そのオーナーが真弓さんの母親だったのである。真弓さんの母はブラッドリィさんの街案内に喜んで協力し、アメリカから訪れてくる娘も紹介した。彼らが最初に出会った土曜日から、今日に至るまで続いているが、遠距離恋愛はみんなが願うほど順風では決してない。
遠距離恋愛ゆえに、「私たちがコミュニケーションできる唯一の方法はE メールか電話です」とブラッドリーさん。「これらは最良の方法とは言えません。言葉の誤用や相手の言葉の調子で、相手が言うことを誤解したり、間違った解釈をしたりしやすいのです。もちろん、内容によっては直接会って話したほうがいいに決まっていますが、私たちにはE メールか電話しかないのです」。真弓さんにとって、「ブラッドは西洋の感覚でいえば『紳士』で、私に嫉妬を感じさせられるときがときどきあります。日本人の女性は、『素敵で親切』以上のものを感じる西洋の男性の振る舞いを誤って解釈することがあります。私の友達や家族が周る時には、彼のために私が通訳をしなければなりません。それはかまわないのですが、彼と私の家族が日本語か英語のどちらかで直接コミュニケーションをとれるに越したことはありません」。
これらの困難にもかかわらず、彼らは強い関係が保てるのだろうか。「最良の方法は自分が言いたいことや意味することを、とてもはっきりと伝えることです」と真弓さん。「もし、わからないと思ったら、あるいは彼が何を言っているのかわからなかったら、誤って解釈して怒る前に、彼に質問して、彼が何を言いたいのかを確認してください」。真弓さんはベストな方法は、単純に「相手の文化をもっと理解することです。違いを見つけたら『両者にギャップがある』と否定的に捕らえるのではなく、『彼について新しい発見をした』と積極的に捕らえることです」と指摘する。
国際恋愛をするということは、文化や言葉の違いが二人に全く新しい世界を発見させてくれるということだ。互いに相手の言葉の先生になることはさておき、「互いに相手を学ぶと言うことは、人について学ぶだけでなく、恋愛に持ち込まれる相手の文化も学ぶということです」。
他国に住むことは犠牲が伴うが、ブラッドさんの日本での契約が終わり、真弓さんのアメリカでの修士課程が終了すれば、それはまもなくなくなる。日本で生活するかアメリカで生活するか、彼らはプランを練っているが、国際恋愛の生活は間違いなくチャレンジであり、彼らや異文化の国境を越えてこの道を選んだ人たちみんなへの贈物である。





