| 外国人向け住宅情報 隣の住人 |
誰かが私の部屋にいる!
「私たちの部屋にドロボーがいます!」と小声で言った。彼女はサラリーマンの夫を送り出した後、ドアに鍵をかけ30分ほど買物に行った。部屋に戻ると閉めたドアの鍵が開いていた。不審に思っていると、中からごそごそする音が聞こえてきたというのだ。 「鍵を持っているのは私と主人しかいません。間違いなくドロボーです。主人の携帯にかけたんですが、まだ電車の中にいるらしく、スイッチを切っているんです。私怖い。助けて」。「警察に知らせた方がいいわ」と私が言うと、彼女は首を振った。「私たちまだ正式に結婚していないの。ビザの問題でトラブルになりたくないの」。ビザが切れている様子だった。こんなときに詳しい事情を聞いている時間もない。今はどうしたらいいか考えるのが先決だ。「とにかく一緒に来て!」、彼女は強引に私の手を引いた。 彼女の部屋の前に立つと私たちは恐ろしくなった。思いきって彼女がドアを開けると、人の気配がした。彼女は叫んだ、「誰なの!」。びっくりした男は振り向いた。彼女の夫だった。「何をしているの?」、「会社の重要な書類と、携帯電話を忘れて取りに戻ったところだよ。何かあったのかい?」 私と彼女は顔を見合わせ、笑ってしまった。 |
主人を送り出し、うたたねをしているとブザーが小刻みに何度も鳴った。普通ではない。急いで入口のドアを開けると、仲の良い隣の部屋に住む東南アジア人の奥さんが血相を変えて、中へ入ってきた。